仁の学問「心学」忠義
武士道に忠義という言葉がある。
儒学の言葉ではあるが、
現代の社会では忠義という言葉を使うことはない。
しかし、日本人独特の「義」は残っている。
この義も上位の者が悪事を働き、
下位の人間がその犠牲になって罪を被る。
これも義の一種であり、世間ではよくあること。
国の為、社会の為、会社の為、家の為にと自ら犠牲になる。
善悪の是非はともかく、己より人を優先する心。
時により良きこともあれば、悪いこともある。
ただ、自分自身の正しき誠意に忠義ならば、
天地自然の道理から外れることはない。
仁徳の正しき誠意こそ、守るべき道理であり、忠義である。
和国 仁徳学問所 心の学問「儒学・心学・仁学」