仁の学問「心学」倹約
日々の生活に倹約の心があれば、
無駄な浪費を防ぐことはできるが、
奢侈の生活に憧れる人間は、
浪費も多くなり、金銭と時間を費やす。
金銭の用途は個人の自由ではあるが、
浪費のみでは貯蓄する分が少なくなる。
貯蓄は自分の為、身内の為、子孫の為にある。
「子孫に美田を残さず」という格言もあるが、
ほどほどの資産も必要。
また、いつ天変地異が起きるかもしれない。
その為にも貯蓄は必要であり、安心感も得られる。
ただ、自分の収入に合わした貯蓄でも良いだろう。
貯蓄する金銭がなければ、今あるものを大事に使い、
無駄な用途に金銭を使わない節約が必要。
和国 仁徳学問所 心の学問「心学・仁学」