仁の学問「心学」常識
常識とは常に持つべき知識のこと。
この知識とは学識ではなく、
学歴が低くとも善悪の識別がつく、
正負の識別がつき、社会や人の迷惑を掛けない分別。
単純に言えば、恕(じょ)の心であり、
「自分がされて嫌なことは 人にしてはならない」心。
ゴミは捨てない、人の悪口は言わない、人を騙さない。
ごく当たり前の識別である。
日々、この心を持った人が常識ある人間。
常識ある人間を育てるのは、家庭と社会の教育。
教育こそ平和で大同の社会を創る基本であり、実践である。
教育を大事にしない国家や社会に繁栄はなく、
いつも争いが絶えない。
教育は専門的知識ではなく、心の教育である。