心の学問「儒学」利と義

 

人間関係で利が先行すれば、義は後回しになる。

 

互いに利がなく、損が多ければ、その後の義は来ない。

 

人間関係で義が先行すれば、利は後回しになる。

 

互いに義がなければ、その後の利も回って来ない。 

 

利を重んじ、義も重んじれば、利と義は成り立つ。

 

しかし、もし利がなくとも義があれば、人間関係は崩れない。

 

義があれば互いに協力し合い、利を産むことはできる。

 

仁の心を以って礼を尽くせば、そこに義が生じ、

 

ゆえに「仁・義・礼・智・信」は人間関係の基本である。

 

財産は増えても義が両立しなければ、

 

支援や応援する人間は増えない。

 

人がいなければ利も増えない。

 

利は人がいてこそ増えるもので、利は独り歩きしない。

 

人の心によって、利は動いたり、止まったりする。