心学「道は一つ」
「為すべきことを成す」を成さぬ人間は、
迷いや悩みが多く、人生の道を複数持ち過ぎる。
自分の心は一つ、道も一つが良い。
道を多く造れば、迷いや悩みが生じやすい。
どちらにしても自分が動く身体は一つ。
まずは一つに専念して、着実に歩むこと。
迷いは複数の道がある為に迷う。
悩みは複数の道を選択する為に悩む。
これが一本の道しかない場合には、
悩み、迷いは進退と速度しかない。
人生には多くの道が生じる、そのたびに迷い悩めば、
心身ともに疲れて、歩けなくなる。
自分の器量や資質を観て、無理のないように選ぶ。
決して高望みや虚栄を張らないように。