心学「恥」
人間、誰しも恥はかきたくない。
ただ、自分の失態や失敗で恥をかいた場合は、
自分をごまかすことなく、人や環境の所為にせず、
自分自身が恥をかけば良い。
一度、恥をかけば、その大半は消えるが、
恥を隠してしまえば心の底に溜まる。
自分が思うほど人は気にしてはいない。
それよりごまかす人間の心を観られ、
より恥をかき、話は広がりやすい。
自分が持っている容器が倒れ、
周囲に水がこぼれたと同じ。
すぐに拭きとれば周囲は濡れずに済むが、
こぼれた水を拭かずに隠せば周囲はより濡れる。
何事も時が自分を知らしめる。