心学「天恵と天罰」
天恵と天罰は陰陽一体の道理。
しかも天罰は後に天恵となる。
天の働きは仁の応現
時に天恵となり、天罰ともなる。
元々は天恵も天罰も同じ心から発する。
天恵の種を蒔けば天恵の実を結ぶ、
天罰の種を蒔けば天罰の実を結ぶ。
天恵と天罰の始めは心にある小さい言動の種。
この種は心の思う善悪によって恵みや罰に変わる。
特に罰の実は自己反省の好機となり、恵となる。
それぞれに来る機会には何かの役目があり、
自分自身の都合で判別してしまう。
人生には良いと思っても、天罰になることもあり、
予想外に天恵となることもある。