心学「陰徳」
陰徳は誰も見ていなくとも徳行の実践をすること。
本人の意識には徳を積むとか行うという意識もなく、
他人が思う徳行を無意識で行っている。
誰かに認めてもらうとか、褒めてもらうという意識もなく、
天地自然の道理や万法に従っているだけ。
そのような人間を見かけたら、自分はそうでなくとも、
それを学び実践するのが良い。
人は人、自分は自分も自然的な発想。
善いことは見習い、悪いことは自省をする。
仁徳を学び、無意識に行うまで実践を継続し、
当たり前の言動として心掛けてみよう。
それが心の進化となり、自分自身の成長となる。
他人の言動にはそれぞれ善悪はあるが、
すべて自分への栄養素になる価値はある。