心学「学ぶ」       

 

自分の経験や知識以上の事を得るには、学ぶことが大事。学ぶことを嫌う人間は、自分の経験以上の事は得られない。

 

本や学校、他人の言動、社会環境はすべて学びの対象になる。学び、そして考える。この双方が伴ってこそ、初めて自分の智慧となる。

 

学ぶことを面倒がる人間、蔑ろにする人間、それは水筒の水が少ないと同じ。自分の心と云う水筒にいつも新鮮な水を入れ、喉が渇いたり、他人が欲しがったりすれば譲れる。

 

学問とは人徳を高め、心を豊かにする道であり、人生の迷いを少なくする修養でもある。

 

進学や就職する為の勉強もあるかもしれない。しかし、ただの勉強と云う記憶ではなく、自分の仁徳を積み、自分自身を考える修養こそ学問の基本である。

 

家庭の教育は人徳の教育、学校の教育は勉学、体育を修める場である。特に家庭教育こそ子供の人格形成にとって大事な場になる。

 

親は常に子供の将来を考え、人間的な成長こそ、その子の為であることを心掛け、親自身も仁徳を積む修養をしなければならない。