仁を修める「道」       

 

日本人は道と云う哲学や文化、芸能、競技が好きである。剣道、柔道、茶道、華道などの日本伝統文化に使われる。道は「仁への至る道」の意味。

 

この道を通して、自分を磨き、仁徳を高め、豊かな人生を過ごす修養でもある。この道を修めながら、華美に走ったり、威張ったり、人の悪口を言っては「道に反する」。

 

道の基本は仁徳の心であり、それを修め、自己研磨に努め、他人を思いやる心を養う。特にその道の師となれば、心に「徳・仁・義・礼・智・信」を学び修めなければならない。

 

道を修めながら、今進むべき自分自身の相(すがた)も観て、道から外れないようにすべきであろう。特に謙虚や謙譲、倹約、質素、見栄を張らず、威張らず、人を蔑ろにせず、「仁」の心を忘れずにその道を励むことである。

 

心の外道にはならないように。常に「心、知、技」を心することも大事。まずは何事も「心の正道」である。