心学「分相応」
体型に合わせて服を選び着ます。
窮屈な服は着られません。
大き過ぎる服も着にくいです。
乾いた農地に茶碗一杯の水は何も役に立ちません。
一坪の畑に多量の水は要りません。
人間や自然界にはそれぞれに合った環境が必要です。
心にもそれに見合った環境が必要、
甘い人間には厳しい試練を与え、
苦しい人間には知恵と工夫を与えます。
人生の問題はそれぞれの心に合わせた質量が、
分相応にやって来ます。
それを受け取れば心の栄養になりますが、
そのまま流せば、そのままの自分です。
心の栄養を必要不要と思うのは自分自身です。
でも、この栄養はすぐに消化せずとも、
心の備蓄で貯めて置けます。
人生の辛苦にはこの備蓄していた栄養を摂る事が出来、
憂いることはありません。