心学「分」
自分が持つ力を「分」と云う。
自分自身の力に合った状態を「分相応」、
自分自身の力に合わない状態を「分不相応」。
自分に体形に合った寸法の服を着れば、
動きやすいが、小さ過ぎては着られない、
大き過ぎては動き難い。
自分の寸法は自分のみが最も知っているはずだが、
意外や自分の勘違いや驕りが多い。
人生、生きていれば成功失敗は多々ある。
その時々に自分自身の「分」を弁えておく。
それが仁徳の修養となり、
疲れない人生を創ってくれる。
仁徳の修養である「学問」は、決して厳しい修行ではない。
自分自身を知り、自分に合った質量の生活をすることである。