心学「仲間」

 

類友の法則は同じような人間が集まることを云う。悪事を成す人間は悪に長けた人間を好み、善事を成す人間は善に長けた人間を好む。

 

古来、人は友を観ればわかると云う。

 

周囲の友を観てみよう。そうすれば自分自身も観える。同じような性格や人格を持った人間が多いはず。その中に居れば優劣を感じることなく、心も落ち着く。

 

しかし、悪友は善友を批判し誹謗中傷を平気で言っては善友を陥れ、自分の低さまで落とそうとする。しかし、善友は悪友に近づかない。

 

悪の染めが強く、善が悪に染まることを嫌う。悪の染めは濃くて強い。善の染めは薄くて弱い。善は悪に近寄らない方が良い。

 

悪の濃い染めは集合すると黒になり、他の色にも強く影響する。悪は黒の印象が強い。人間関係では断れない状況もあるだろうが、心を許すことなく、悪の誘いにも乗らない。

 

心が迷い、心が弱くなると悪は近づいて来るので要注意。一旦、染まれば元の善に戻るのは相当の時間と心力を要する。