仁学「孝行」

 

大人と同様子供にも人格はある。子供の人格で第一徳目は「孝行」であろう。祖父母、父母、親戚など身内の人間に対する「孝」の心。子供は孝行を身内から学び、それを実践して、家族の中に「和」を創って行く。

 

まず、子供は親の背中を観て「孝行」を学び、兄弟姉妹を観ても「孝行」を学ぶ。また、学友からも「孝行」を学び、自分自身と比較をする。

 

孝行は肉親に対する「仁」が基本であり、仁徳、仁慈、仁愛などの心を学び実践を行う。行儀として、挨拶、礼儀、言葉使い、手伝い、介護などがある。

 

特に他人から観られるのは礼儀と言葉使いである。

 

言葉が荒い子供は肉親に対しても荒く横柄な態度を取る。まるで躾がされていないようにも感じる。その時はその子供の人格ではなく、家族の人格が評価される。

 

祖父母や親を敬い尊ぶ子供はしっかりとした人格を感じ、好感が持てる。

 

また、孝行を行なっている子供は将来仕事をさせても信頼が置ける。それは目上の人間を含め、周囲の人間を大事にする心を持っている。

 

もし、自分の子供を将来安定した人生を送らせるならば、「孝行」という徳目をしっかりと躾をすることである。

 

子供は親の代名詞になり、子供の人格と親の躾や教育が他人によって評価される。