仁学「皆同じ」
苦しいことも楽しいことも皆同じように持っている。
生きていれば、喜怒哀楽もあり、艱難辛苦もある。
自分ばかりが苦しいのではない。
人、それぞれに苦楽はあり、ひたすら生きている。
他人を慰めた時に「自分の気持ちなどわかるわけがない」と、
半分怒ったような返し言葉がある。
確かに本人でなければ、その気持ちは理解出来ない。
人の気持ちなど分かるわけはないが、
それは当たり前のこと。
でも、他人の好意に対しての返し言葉としては、
仁の心に欠ける。
わからないけど、少しでも気持ちが軽くなるように、
慰め話す人の心を重んじる仁は大事。
余計な返し言葉は控えた方が良いのではないか。