心学「忙しい」

 

「忙しい」と云う言葉が口癖になっている人間ほど、効率の悪い動作をしている。効率の悪さを自分自身で認めたくない為に出る言い訳の言葉が「忙しい」である。

 

本当に忙しい人間は自分の忙しさに気がつかない。その忙しさは普段の自分である為に意識することがない。忙しくとも「心を亡くす」ことがないようにしなければならない。

 

段取りや無駄な行動を省き、効率を良くする為にも「心を書く」修養が良い。頭で思うだけの人間ほど効率は下がり、手落ちも増える。効率良くして無駄を省くには「心を書く」ことが良い。

 

心を書けば、心を亡くすことはない。書けば有形、頭で思えば無形、有形は効率を上げる手段である。

 

普段の生活でも「忙しい」と連発しない方が良い。他人はそれを聞いて、その人間の効率を観るからである。

 

「忙しい」と言うほど効率の悪さが観えて来る。自分の信用や人間性を守る為にも、「忙しい」の口癖は控えよう。言ったところで何も利点はない。