心学「順調」

 

人生、順調に行く場合と上手く行かない場合がある。天地自然の万法は波動の動き、上下の波は訪れる。光や音は波動、内臓や血液の動きにも波動はある。

 

人生、いつも順調とは限らない。上下のどこに居るのかを常に自分で確かめる。下であろうが上であろうが、一喜一憂せず、天地自然の万法に従い、波動の基本、陰陽の動きに任せれば良い。

 

普段の努力も必要だが、その努力を超えた「時の動き」もある。

 

過去の自分を振り返れば、観えて来る「時の偉大さ」が、小さい自分なりにもここまで生きて来たその力。

 

順調は上下全てを含み、心が揺れない限り、いつも順調と思えば良い。

 

自分を否定せず、自分を信じて進む。多少の進路に誤差が生じるかもしれないが、心身共に進む。

 

心が順調を否定すると、その通りに動いてしまうので、自分自身を信じること。

 

ただ、信じることも道理にあった心を持たなければ、基本の道から外れてしまう。正しい道は道理の徳によって拓かれ、人生の道となる。

 

順調と云えども、順調にも上下の波はある。それを見極める力を以って「いつも順調の範囲内」と思うことである。

 

*心学道場「恕庵」 人生の成功は道理の徳に因る