心学「謙虚」
徳高き人間はいつも態度が謙虚である。
徳低き人間は言動に謙虚さが欠ける。
謙虚さが欠けると、他人に対して見下した言動になる。
また、他人の話をつぶしに掛かり、自分の意見を通そうとする。
謙虚の基本は恕の心であり、仁の心と礼の心を要する。
恕じょ(己が欲せざるところを人に施すなかれ)は特に肝要。
謙虚さに欠けた人間と交流することは、
相手を貶すのではなく、人生の悪き基本として大いに学ぶべき。
人間、元々悪い人などいない。
自分が成長する為に現れてくる人生劇場の悪役。
人間は他人の言動を観て、心の栄養として、修徳することが大事。
憎む心、妬む心、嫌がる心を持つのは当たり前。
しかし、自分の心を観て、心を抑え、心を伸ばし、心を広げ、
多くの人から学べる仁徳の心を持ちたい。
*心学道場「恕庵」常に謙虚なる仁徳の心