心学「敬語」 

 

敬語を使える人間が少なくなった。

 

年長者への言葉、肉親への言葉。

 

自分以外の人間に使う言葉を学び、失礼のない態度で、

 

応対してこそ互いを敬うことが出来る。

 

言葉は人格を表すと云う。

 

特に年少者が年配に対しての言葉が荒くなっている。

 

現代の日本社会ではまだまだ言葉は重んじられている。

 

徳高い人間はたとえ年下の人間でも、相手を敬い、

 

呼びつけで名前を呼ぶことはなく、「さん」付けで呼ぶ。

 

身分や立場が高くなるほど、相手を敬う心、謙虚な心を要する。

 

自分が良かれと思う言葉でも、他人が聴いたら、

 

下徳と思うこともあるので、発する前に自分の言葉を観ること。

 

言葉使いでは上位と思っても、他人はその人格を観る。

 

常に相手を敬い、自らは謙虚になるべきであろう。

 

*心学道場「恕庵」自分の言葉が与える影響を観る