心学「貶す」
人を貶(けな)す人間は人を教え諭す心の力に欠ける。
貶すばかりで「何を治すべきか」を、
教えることが出来ない。
もし、人から貶されても気にしなくとも良い。
相手は悪気で話しているだけである。
悪気に乗ってしまえば、先方の思い通りになる。
人間、言われれば多少気になるだろうが、
これも人生の修養。
相手の悪気を使い、自分自身の成長に役立てよう。
それと同時に相手の悪気という仁の欠如に、
仁徳を以って、慈しみの心を持とう。
「私には出来ない」と思う人は、
出来ない努力をしている。
思うことは善悪関係なしに「心の努力」である。
*仁徳学問所 人を貶さない修養は人生の基本