心学「侮辱」 *ぶじょく

人生には多くの言葉を受ける時がある。

特に自分自身を侮辱する言葉は、心を傷つける。

相手は侮辱し傷つけることを目的にしている為、

心が傷つけば本懐は達成される。

しかし、侮辱の言葉を受けた人間が、

一切気にせず、逆にその性格を哀れむようならば、

侮辱の言葉は肩透かしとなり、言った本人が傷つく。

仁徳を高めるとは、自分の心が傷つかない方法を、

学び実践することにある。

人を侮辱する人間は心の奥底に劣等感や不安を持ち、

人徳を高めずして、少しでも他人より上に居たいと、

思う心が強く、常に心が落ち着かない。

侮辱や誹謗中傷によって人を抑え込まなければならない。

人を侮辱すればするほど、自分の心が荒れて人格を下げる

 

* 昨年、掲載した心学ですが希望により再掲載致します。

 

* 心学道場「恕庵」 打たれ強くなる修養を学ぶ