心学「信義」

 

信義に篤い人間は人を騙したり欺いたりはしない。これは仁の実践である「恕(じょ)」の心を待っているからである。恕とは「己の欲せざるところ 人に施すなかれ」、つまり「自分がされて嫌なことを 人にしてはならない」ことである。

 

「義」は人間関係で大事な徳目であり、信用の基盤でもある。義に欠けることを不義と云い。義に欠けると信を得ることができない為に、それを不信と云う。

 

この信義を大事にしない人間は、他人から信頼されないので人間関係も薄い。薄い為に多くの事を学ぶことが少ない。

 

人間、一人では生きていけない。必ず自分自身を助け、活かしてくれる人間が必要。意地を張っても死ねばその意地は通用しない。

 

自分が死んだら、自分の亡骸はどうなるのか、葬式は、火葬は、墓地はなど意地とは別に必要な人間が要る。

 

身内なら別しも、信義を重んじなければ誰からも相手されなくなる。それでも「道理の徳」を心得た人間たちが世話をしてくれる。本人が気づかないところで、誰かのお世話になる。

 

人して「為すべきことを成す義」を守り、人間として「信」を得、意地を張らずに、周囲の人間と協調して生きる方が心は軽くなり、迷いや不安も少なくなる。

 

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心学道場「恕庵」 個別相談
個別相談日 2月20日水曜日 
      2月26日火曜日 27日水曜日
      2月28日木曜日
午後2時から4時 個別なので1名(家族可)
会費 5000円(税込)
会場 心学道場「恕庵」*恕(じょ)
〒600−8422 
京都市下京区白楽天町514パラ−ティ21 303
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