心学「仁」
人間関係で最も大事な徳目が「仁」。
最近では「仁」を教える環境が減り、
それと同時に悪質な「いじめ」問題が多発している。
仏法では「禅」、儒学では「仁」、
禅は己を観ることなので「単」になり、
仁は相手を思うことなので「二」になる。
人間、一人では生きては行けない。
自分以外に必ず誰かが存在する。
見えない人間であるかもしれない。
一人で暮らしても衣食住は誰かが供給している。
人を思いやる心、人を慈しむ心、人を敬う心、人を愛する心、
この仁の心が人間関係の摩擦を消す。
仁に欠ければ、人を蔑ろにする、人を憎み、人を妬み、
人を陥れたり、人の悪口や誹謗中傷を吹聴したりする。