日刊「心の学問所」より 1章紹介 思い上がり」      

 

思い上がりの強い人間を多々見掛けることがある。思い上がりは自分が思った以上の言動をする人間。五の力なのに、五と知らずに八の言動をする、五と知っていても七の言動をする、思い上がりは一種の虚勢である。

 

道徳の「謙」は八の力なのに五くらいで抑え、決して自慢することなく、見栄を張ることもしない。常に自分の力を控えめに行動する。

 

その反対が「思い上がり」になる。図形で云えば逆三角形になり、いつも不安的な状態。謙は正三角形である。なので、いつも安定している。

 

謙の正三角形の底辺が道徳である。道徳によって底辺が広がり、徳を積むことによって三角の高さが伸びる。まずは底辺を広げ、高さを伸ばす。これが実践道徳の相(すがた)。

 

思い上がりは底辺の道徳を広げることをしない。当然、徳を積むこともしない。それでいつまで経っても安定した相(すがた)には成り得ない。逆三角形は大小問わず失敗への近道になる。心に三角形を描いて、自分自身の未来を予想してみましょう。心は無形だが、自分自身が創っている形はある。その形があなたの人生と人格そのものになる。


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円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」

 

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