「近づかない」

 

自分の性格と合わない人間と付き合えば心が疲れ、相手に対して嫌悪感や偏見を持つことがある。心に悪を産むようになってはいけない。その為には自分と合わない人間とは無理に付き合わない、近づかない。

 

しかし、社会性などを考えてどうしても避けられない場合は、考え方を変えてみる。どうして自分と合わないのか、相手の所為なのか、自分の不徳なのか、改善方法はないのか。四方八方から考え方を変えてみる。

 

意外や自分自身の「道理の徳」修養不足が多いことに気がつく。自分と合わない人間も修養の好機になる。人間、役に立たない人はいない。まして、目の前に現れる人間は全て人生劇場の役者、善役悪役大勢いる。自分自身も誰かの善役か悪役になっている。

 

自分と合わない人もいる、自分に近づきたくない人もいる、自分を嫌っている人もいる。他人を思うように、自分も他人から思われている。一方的に考えず、双方から自分と他人を観る心の力を持つこと。それが大いなる「仁」へとつながっていく。無理して近づくことはないが心の修養と思い、心から嫌わないことで心の器が大きくなる。

 

日刊「心の学問所」1章を紹介 毎日3章配信します。心の栄養にどうぞ。

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