心学「静観」
動いて一点を見つめることは疲れ、良く見えない時もあります。
移動中の車や列車で景色を見ても瞬時に過ぎます。
動中の観察は効率が悪く、全体も見え難い。
では、動かずに静中であれば、景色も良く見えるようになります。
心も同じことで、心が動揺している時は自分という景色は見え難い。
心の一点を見ることは乗物と同じで、集中出来ない場合が多い。
この動揺を治め、心を静かにすれば、一点集中も可能です。
しかし、普段から心が揺れ動く人は静観するまで時間を要します。
まず、動揺する人は「動揺」に慣れて、
動揺を鎮めようとする心の力に欠けます。
まずは身体を動かさない、深呼吸を繰り返します、
深呼吸の時には雑念が生じ難くなります。
雑念が起きたら深呼吸、ゆっくり大きく深くします。
これを何度か繰り返し、自己修練に励むことです。
慣れて来たら、考えるべきことを考え始めます。
雑念が出たら、また深呼吸をします。
動揺の速度緩める良い修養になります。
ただ、継続力という心の力を要するだけです。
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