サッカーボールを正確に作るレシピ | En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~

En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~

このまま何も起こらないんじゃないかと思えるほど長いRhinocerosのブーリアン待ちの時間を利用して、サミュエル・ベケットへのオマージュを綴るですよ
  嘘八百とか口から出まかせとか欺瞞とか韜晦とかあることないこと満載のいんちきブログですか?

1五角形 多角形:中心、半径指定
 六角形 多角形:エッジ指定
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-1

2六角形 配置:2点指定でお隣に配置
 ハイライトした位置の端点と端点を結んで直線を引く
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-2

3原点から↑の直線の中点まで直線を引き
 下方向にExtrudeCrv(長さはてけとーでおk)
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-3

4最初に描いた六角形を回転(この角度もてけとー)
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-4

5Right viewで
 円弧:中心、始点、角度指定の円弧を描き
Top viewで
 青丸で示した端点へ、2点指定で移動
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-5

6ここがキモ
3のサーフェスと5の円弧の交点を出す
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~ border=

7ハイライトした五角形、六角形、点以外をでりーーーーーーーと!
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-7

8Right viewで
六角形を点の位置まで回転~
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-8

この正確な回転角度を見つけるのに1週間かかった訳ですとも。ええ。

9Top viewで
六角形を環状配列
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-9

10あとはもうね
五角形と六角形をひたすら3点配置(コピー=はい)&環状配列
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-14

11オブジェクト全体の中心を見っけて、原点へ移動
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~-16

12原点から
球:中心、半径指定で球体を描き
10で描いた線をプル投影→Split
ハイライトした位置のサーフェスは、球の端点にある為分割してるので気をつけるべしべし
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~ border=

13全てのサーフェスをソリッドにしてオフセット
法線いっぱいのこの画面が好き
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~ border=

14ほぼ出来上がりだけど、レンダリングするとただの球体にしか見えない
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~ border=

15そこで、エッジを可変半径フィレット
エッジをひとつずつフィレットすると余計なサーフェスを生成するので、フィレットしたい全てのエッジをまとめてフィレットすること!
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~ border=
※記事の最後に、フィレットに関する追記をしました。('10.07.25)

16↑の要領で32面全部のエッジ(ってことは、180個のエッジ)をフィレットしてもいいけれど、エッジの選択をちょっと間違えると面倒くさいことになる。
或いは「失敗しました」言われるか。

面倒くさいことの一例
$En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~

17そこで私は、フィレットしたポリサーフェス以外のサーフェスを全部デリートして、
五角形と六角形をひたすら3点配置(コピー=はい)&環状配列

出来上がりはこんな感じ
En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~ border=

もうね、”O3Pせら蔵”と呼ばれたい。
orient 3 point (copy=yes)せら蔵。
"3点配置職人"でもいいや。

※フィレットに関する追記
コマンドはソリッドツールの可変半径フィレットを使ってください。
(「メニュー」の「ソリッド」→「エッジをフィレット」)
サーフェスツールにある可変半径フィレットだと、かなーり面倒なことになりますが、こちらなら、数値と選択するエッジさえ間違えなければうまくいくと思います。

それでもダメな時はフィレット半径の数値を小さくしてください。
(デフォルトでは半径1ミリの設定になっているのではないかと思います。)
私のモデリングでは、五角形と六角形の一辺がおおよそ8ミリで、厚みが1ミリのソリッドに0.5ミリのフィレットをかけました。
実験してみたところ、一辺が0.2ミリの六角形に0.005ミリのフィレットという数値でも成功したので、モデリングに合う数値を探してみてください。

最後に、選択するエッジです。
例として、一番最初に描いた五角形でご説明しましょう。
Front viewで見た時、上にある五辺のエッジだけを選択してください。
$En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~

但し、この五角形はTop viewで見た時の右下側のエッジが分割されていますので、忘れずに五辺分すべてを選択してくださいね
$En attendant Boolean  ~ブーリアンを待ちながら~