人称という考え方 | 社長力アップの専門家 安室元博  高収益経営実践講座

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最短10ヶ月で高収益経営を実現した「社長力アップの専門家」の安室が渾身のネタを披露します!

先週の木曜日ですが
9月度の安室セミナーを開催しました。

ご参加いただいた皆様
誠にありがとうございます!

私のセミナーにわざわざ足を運んで
いただけるということは、
本当にありがたく思います。

あらためて感謝です!

もっともっとレベルアップして
さらにお役に立てるように頑張ります!


今日、お伝えしたい内容は
ちょうど、このセミナーの数時間前に
起きた出来事です。

セミナーの準備のために会場近くの
コワワーキングスペースを利用していた時のことです。

午後の時間だったためか、
それほど、混み合ってはなく席は余裕がありました。

そこに、二人の恰幅よい男性が
なにやら商談をしているのです。

コワワーキングスペースには
あまり似つかわしくない印象の二人です。

一人の人は、やたら大きな声で
携帯電話で話しをしています。

ときどき怒鳴ったりしています。

土地の売買に関する商談だということが
こちらにも丸聞こえです。


もう一人の人は、電話が終わるのを
タバコをくわえながら、
椅子にふんぞり返って待っています。

この状態が、少なくとも私が入店してから
1時間以上は続いていました。


オープンスペースにはいろいろな人が
いますが、かなり耳障りで不快でした。

でも、腹を立てるとさらに不快になるので、
我慢して見過ごすことにしました。


そこで、ふと、気づいたことがあります!

それは・・・

明らかにこの二人の男性には
欠けているものがあるということです。


大きな声で電話をしていた人は
自分の会話に集中しています。

もう一人の人は、この電話の男性の会話に
関心が向かっています。

二人に決定的の欠けているのは、

================================
周囲から自分たちが
どのように見られているか?
================================

という視点です。


このような人たちは、
場所を選んで、こんな態度をとっている
わけではありません。

きっと、いつでも、どこでも同じです。

電車の中でも
大きな声で電話し、会話をするはずです。

さらには、社内や家庭でも同様でしょう。



私が尊敬する経営コンサルタントの
石原明先生が
「すべて見えてくる飛躍の法則」という
著書のなかで、

このような視点の持ち方を
「人称」として紹介しています。


今回の場合に当てはめると、

電話で話している人は
自分のことしかわからないので
=「一人称」

もう一人の男性は、
自分と電話の男性にしか関心がないので
=「二人称」

二人が欠けている周囲からの視点は
=「三人称」

となるわけです。


少なとも、
経営者やリーダーのように
人の上に立つ仕事をする人は、

「三人称」の視点がなければなりません。


社内では、

部下に成長してもらおうと思って
叱ったら、それを観ていた周囲が怯えて
全体のモチベーションが下がってしまった。

ボーナスを支給した翌日に
みんなを更に鼓舞しようと思い
「次回は出ると思うなよ!」と言ったら
社員全員がドン引きして、
逆に士気が下がってしまった。

感情に任せて、失敗した部下たちに
「お前たちなんて辞めてしまえ!」と
怒鳴ったら、翌日退職願いを持ってきた。


こんな笑い話のようなことが
本当に起きています。

実際に私はこの目で見てきました。


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これらは、上に立つ人の
「人称」の低さに起因する問題なのです。
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しかし、本人には自覚がほとんどありません。

自覚がないと治りません。


ちょっと怖いですね。


優れたリーダーは
みな高い人称を持っています。

人称の高いリーダーは・・・

自分の言動、行動がどのような
影響を与えるかを知っています。

それがわかると、
どの部下を巻き込むと、全体がまとまるか。

さらに視野を広げると
自分たちは顧客から何を求められているのか?

何をすることが本当の役に立つことなのか?

これらをわかっています。



私達も意識して
この「人称」を上げていく必要がありますね。


今回はコワワーキングスペースで
偶然出会った困った男性二人から
気づきをもらいました。



最後までお読みいただき、ありがとうございます!

また、お届けします。