検察が証拠を捏造したという。恐ろしい世の中である。
権力を持つ人や機関は、人の人生を大きく左右するから、常に正しいくやっていなくてはならない。社会の規範であり、公明正大に、偽造なんてもってのほか。確かにその通りだろう。権力者が悪いことをやりだすと、何でもありになってしまい、世の中の秩序は乱れる。

では、庶民にはそこまで求められないのか?、きれいすぎる世の中は住みにくいと言っていないか?、多少の清濁併せ持つところがとか言っていないか?、常に公平に人に接しているか?、やっていいことと悪いことははっきりと決まっているか?

世の中では意外に多くの人が人を裁いたり追い込んだりできる立場にある。先生や上司にあたる人、スポーツの審判や行政を担当する公務員、親もそうだろう。そしてマスコミ。勿論検察や裁判官とはレベルが違うのかもしれない。強制力がある社会的制裁の判断とは全く違う。ただ、多かれ少なかれ、多くの人が人を裁いたり人を追い込んだりすることができる立場なのである。

だからこそ、この問題は非常に難しく、結論の出ない問題に感じる。精神論にもルールの問題にもなりえる。社会的立場とは何か、そのインセンティブは何か。人が人を統治するとか、法治国家たとか、憲法だとか、常識だとか、マナーだとか、宗教だとか、教育だとか・・・。

そう考えると、今の世の中は概ね良くできている。一応多くの人が笑って暮らしている。戦争も自殺も貧困も絶えないから満足しちゃいけないが、ここまでの世の中の仕組みを私には作れない。先人の偉大さに敬意を表したい。
政策コンテストだそうだ。じゃあ国会議員はなにやるの?という批判は、酷すぎるだろうか。

基本的に政治家が国民に阿り過ぎだと思っている。特に国民を代表したようなフリをしているマスコミに。人は金が絡むとエゴが強まる。そういうものだと思うしかない。マスコミはスポンサーのために仕事しているし、熾烈な競争のために面白おかしく描くのがミッションなのである。民衆がエゴなのは、先の2回の選挙が証明した。子供手当が有効な公約で、消費税引き上げ発言が敗北要因になるのである。頭ではわかっていても、将来へツケて今の1万円を得たくなってしまう。そして選挙が終わるとマスコミは逆の論調になる。バラマキは愚策で直間比率是正は必要だと。

政策コンテストは限られた予算の最大幸福の実現のようにも見えるが、実際行われると直接享受者数の多数決の色合いが強まる。間接享受や将来に渡って必要な投資はどうしても弱いだろう。そして、仮に直接享受者が多い政策が選ばれても、それが効率的な使い道ではないというケースが多くなるのではなかろうか。バラマキやダム空港のように。

考えてみれば、昔の政治家はうまく民衆を騙していた。民衆はエゴの固まりであり、学もない、尊重なんかしてたらこの国の行く末はないと思っていたかは知らないが、一部の特別意識やエリート意識が国を引っ張っていた気がする。それが一億総中流とは古い言葉だが、上流になるべき方々も中流になってくださっているのか。

昔の体制は、お上にお任せであり、お上に伺いを立てなくてはならない気質を産むわけで、それがいいとは思わない。だが民主主義といいながら、全て国民の多数決またはその代表者の多数決によって決まるこの仕組みに少し限界を感じてきた。
一人の中堅教師が悩んでいました。最近の若手教師は、どの子にも同じように指導するから、タイプによってはうまく伝わっていない生徒もいるようだ。そんなことを校長に話したら、「若手の先生の修業が足りないね。生徒のタイプを見極めつつ、伝え方を変えていかないと。」と言いました。教頭は「マニュアルを作ってあげたらどうだ。生徒のタイプ別指導の仕方とか」と言いました。
どちらのアドバイスが正しいかなんてナンセンスなことを問うつもりはない。どちらが好きか、どちらが共感するかである。と思う。

では、これは小学校と中学校と高校では、答えは違うだろうか?幼稚園は?塾は?家庭教師は?少年野球だったら?高校野球だったら?親子だったら?
もっと考えてみる。営業マンとお客様だったら?コンサルタントとクライアントだったら?コールセンターの電話営業だったら?医者と患者だったら?ファミレスの店員と客だったら?
上記のそれぞれのシチュエーションで、答えは異なるだろうか。おそらく、ある程度の傾向はあるものの、人によって答えはバラバラだろう。そしてそれらの答えは、その職業に期待する姿なのだろう。

中間管理職がかなりの確率で悩んでいるであろう若手指導の現場である。きっとどんな職場でも同じようなことは起こっている。マニュアル化、仕組み化、本質的な実力、鍛え方・・・。
そして、その指導の仕方次第で成否は大きく左右され、数年後指導された側が指導する側にまわり、自分がされた指導方法と同じやり方または全く違うやり方で指導をする。こうやってその職業や会社が変わったり変わらなかったりする。

因みに、私は結構マニュアル派です。
何が正しいなんてない。今日も悩んで生きて行こう!