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小学校のとき、ヤマザキ先生という先生がいた。


当時既に結構年配(少なくとも小学生にはそう見えた)先生で

ズボンのポケットがチョークで汚れているような先生でした。


非常に本が好きな先生で、しょっちゅう、

本を読め、本を読めと言っていた。


私は読書好きでしたが、

先生のお勧めする、「巌窟王」や「あゝ無情」は読んだことがありませんでした。


レミゼラブルは大人になって見ましたが、

そう言えば巌窟王は読んでないなぁ…。



電車に乗って目の前の広告を見ていて、

突然そのヤマザキ先生が繰り返していた

もう一つの言葉を思い出しました。


「15歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」


子供のうちは、親からの遺伝が強いけれど、

15歳くらいには、自分自身で作り上げた要素が強くなるので、

自分で作った顔になるのだから、責任を持ちなさいということでした。




通勤電車の中でなんとなく目の前にある広告をみてたとき、

ふと、この先生の言葉を思い出しました。



その広告のタレントさん、

巷では可愛いと言われる部類なのだと思うのですが、

(テレビでも、そんな感じで扱われているかと)

私には、なんとなく品の無い顔だな〜…と感じるのです。



なんでだろうな〜とぼんやり考えていて思い出したのが、

ヤマザキ先生の言葉でした。



この広告の子の内面までは知らないけれど、

そう思わせる何かが、彼女にはあるのかもしれない…



顔の作りとかそういうことではなくて、

美人でも品の無い人もいるし、

一見強面でも優しさを感じる人もいるし、

そういう、内面から滲み出る何かなのかなぁ…と。


怒ってばっかりだと、人を寄せ付けない顔になるし、

にこにこしていたら、穏やかな顔立ちになるし…




マイナスに目を向けて嫌なことばかり考えずに、

明るく、穏やかでいるようにしないとなぁと思いました。


気品漂う女性キラキラになりたい…おねがい



そうしたら、不美人でも「いい顔」になれるかしら…?爆笑