伊勢〜名古屋の旅
2日目
朝7時起床。
「洋食」「和食」「朝がゆ」から選べる朝食。
チェックイン時に決めるのだが
「今夜、飲むんだろうから、朝はおかゆがいいかな…」と
「朝がゆ」にしておいた。
正解。
やはり「あおさのみそ汁」が美味い。
10時前にチェックアウトして、伊勢市駅に向かう。
駅前から伊勢神宮の内宮行きの周遊バスが出ている。
外宮前や宇治山田駅、五十鈴川駅などの経由しているので、伊勢観光には便利だ。
乗車してから気付いたけど、観光周遊バス(CANばす)ではなく、路線バスに乗ったようだ。
そして、乗ってすぐに何の気なしに乗車券を取ったけど、どうやらPASMOも使えたらしい。
帰りはPASMOを使おう。
車内は既に立つ人もいるほどの乗客。
外宮前や宇治山田駅前と停まる毎に増えていく。
やはり土曜日だな。
観光客多い。
内宮最寄りの駅・五十鈴川駅には、観光バスが何台も停まっている。
そして、バス停には多くの観光客が並んでいる。
伊勢市駅前から30分弱で伊勢神宮内宮前バス停に着いた。
さて、前日は荷物(リュックを背負ったまま)を持ったまま外宮参拝したけれど、この日は前夜飲まなかった缶ビールが3缶入っている。
これを背負ったまま砂利道を歩くのはきつい。
ってことで、やはり旅行前に調べていた預かりスポットに荷物を預けることに。
コインロッカーや内宮前のおかげ横丁など、何カ所かあるけれど、私はバス乗り場の目の前のお店に預けた。
おばちゃん(おばあちゃん)が出てきて、荷物を預かってくれた。
1つ100円。
荷物に札を付けて、同じ番号の札を持たされる。
「4時には閉まるから、それまでに戻ってきてね」とのこと。
十分だ。
店奥というか、店と店の隙間に無造作に置かれていて
持って行こうと思えば、誰でも持って行けそうだけど
店番はずっとしているだろうから、まぁ、大丈夫じゃなかろうか。
何にしても100円という値段は魅力だ。
さて、リュックから財布とペットボトルとスマホと充電池だけを取り出し、別に持ってきた小さいカバンに詰めて、いざ内宮へ。
さすが土曜、そして内宮。
前日の外宮よりも格段に参拝客が多い。
とは言え、式年遷宮後のピーク時に比べたら全然少ないんだろうな。
駐車場側から宇治橋(鳥居から先が宇治橋)を観たところ。
「ブラタモリ」の伊勢神宮編のスタート地点ですね。
ここにタモさんと近江アナがいたのね。
宇治橋の上から観た五十鈴川(上流側)。
宇治橋を渡りきったところにあるもう1つの宇治橋の鳥居。
この鳥居も「ブラタモリ」ででましたね。
式年遷宮で取り壊された前の正宮の材を使った鳥居だと。
砂利道を進むと右手に手水舎。
しかしここは「ブラタモリ」同様、その先にある御手洗場へ。
一の鳥居をくぐり、五十鈴川の河畔へ。
紅葉を楽しむなら11月に入ってからのほうが良かったかも知れない。
五十鈴川で心身清めて、いざ参拝へ。
みなさんが道順に沿って内宮神楽殿の方へ進む中、
御手洗場からちょっと右手にある
「瀧祭神(たきまつりのかみ)」を参拝。
五十鈴川の御手洗場の近くにあり、御垣と御門のみで社殿はなく、石畳に祀られています。五十鈴川の守り神として古くから大切に祀られ、内宮の所管社ながら、祭典は別宮に準じています。
伊勢では毎年8月1日(八朔)に五十鈴川で汲んだ水を瀧祭神にお供えし、家に持ち帰った後、神棚で無病息災を祈る風習があります。
「ついつい見逃してしまったり、正宮へ急ぐあまりスルーする人がほとんどだけど、最近は雑誌で紹介されてるからか、ここに詣る人も多くなって人気になってるんですよ。何故かっていうと、この瀧祭神は実は正宮(皇大神宮)に要件を取り次いでくれる神様ってことで“とりつぎさん”とも呼ばれて、とても重要な神様なんですよ。“◯◯から来た□□です”って、参拝に来たことをお伝えしてください」
と、他の参拝客を案内していたガイドさんが得意気に話してました。
瀧祭神に参拝に訪れた旨をお伝えして、奥へ。
内宮神楽殿で前日よろしく大麻やお守りをチラリと下見してから、さらに奥へ。
内宮神楽殿から正宮の方を観たところ。
ここも「ブラタモリ」で出てきましたね。
“正宮が建つところが一段高くなっている…”と
そう、「河岸段丘」だね!
「段丘崖」だね!
タモさんが歩いた道だぁ…と感激しながら、さていよいよ……
伊勢神宮正宮「皇大神宮」
天照大御神をお祀りしている場所でございます。
神路山、島路山の麓、五十鈴川のほとりに鎮座する皇大神宮は、皇室の御祖神であり日本人の大御祖神である天照大御神をお祀りしています。
今から2000年前、皇位のしるしとして受け継がれる三種の神器の一つである八咫鏡をご神体として伊勢の地にお祀りし、国家の守護神として崇める伊勢信仰は平安末期より全国に広がりがみられました。現在でも全国の神社の本宗として特別に崇敬を集めます。
石段を噛み締めるように1段1段昇り
天照大御神に感謝の気持ちを伝えて参りました。
そういえば、結婚式をしていたらしく、私のすぐ後を白無垢姿の花嫁さんが上がってきました。
とってもべっぴんさんだったので、写真を撮りたかったけれど、そこは正宮なので断念しました…。
皇大神宮を後にして、次は…
これも「ブラタモリ」で出ましたね。
「御稲御倉(みしねのみくら)」
内宮の所管社のひとつです。神宮神田で収穫した御稲が奉納され、三節祭でお供えされます。建物は正宮同様に神明造で、規模は小さいものの特徴をうかがうことができます。
タモさんばりに「御稲御倉」を隈なく観て
「荒祭宮」へ。
荒祭宮は、内宮に所属する十別宮のうち、第一に位しています。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさです。ご祭神は、天照大御神の荒御魂。神様の御魂のおだやかな働きを、「和御魂」と申し上げるのに対して、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを、「荒御魂」とたたえます。
ここも必ず参拝しておかねばならないところですね。
その後再び内宮神楽殿に戻り大麻を購入。
「参集殿」でひと息ついてから参拝を終えたのでした。
いやー、やはり神社はいいですね。
清冽な空気に包まれていて、とても清々しい時間でした。
途中途中にある巨木も素晴らしく、
都度都度パワーをもらってきました。
さて、参拝も終えたので、次は門前町の散策。
宇治橋前広場から「おはらい町通り」へ。
伊勢神宮への参拝客で溢れ返っている。
お土産物屋や飲食店などを見ながら、とりあえず端っこまで。
そして通り中程の「赤福本店」まで戻り「おかげ横丁」へ。
ちょうど昼時だったんでご飯を食べることに。
伊勢の名物をいろいろ調べてきたけれど、気になった「伊勢うどん」を食べることに。
目星をつけていた店は満席でしばらく待ちそうだったんで、空いてる店へ。
まずはビール。
「神都麦酒」
お土産に買いたかったけど、重いし、ちょい高めだし、やめといた。ww
そして「伊勢うどん」。
・
ここはやはり「す伊勢うどん」を食べるべきなんだろうけど、「月見とろろ」にしてみた。
麺は結構太い。
そして、汁が張ってあるタイプではない。
タレを絡めて食べるタイプのうどんらしい。
混ぜると、もう真っ黒なタレが…
食べてみると、見た目ほど味は濃くない。
ほんと、いかにも味が濃そうだけれど、そんなことはない。
魚介系のダシに醤油味で甘みのあるタレ。
そして、麺が驚くほど軟らかい。
福岡に代表されるように、九州のうどんも大概麺が軟らかいけれど、
それ以上に軟らかい。
「コシ」なんて言葉とは無縁の麺だ。
唇の圧で十分切れるくらいの柔らかさ。
案外「アリ」かも知れない。
お腹を満たした後は、人ごみを縫いながら1時間半ほど通りを散策。
伊勢神宮前だと、銀行のATMにもおみくじがついてるのね。
伊勢神宮前だとファミマも茶色いのね。
いい頃合になったんで、お土産を購入して内宮を後にすることに。
内宮前バス停のお店で荷物を受け取り、周遊バスに乗って五十鈴川駅へ。
五十鈴川駅から近鉄線の乗換なしで名古屋まで。
帰りの電車はボックス席だったんで、心置きなくビールを飲んだ。
16時頃に名古屋駅到着。
名古屋は2年ぶりくらいかしら…。
これを見ると「名古屋に来た!」って思うw
ホテルにチェックインして、お風呂に浸かって歩き疲れた脚をマッサージ。
その後、仕事のメールをチェックして、急ぎの案件のみを処理して
19時前にご飯を食べに。
名古屋も名物がいろいろあるから、何を食べようかと思ったけれど
やっぱりビールに合うと言ったら…
ってことで定番のこれ。
えぇ、鹿児島にはないんでね。
ついでに黒いほうも食べてみたけど…
これは失敗じゃない?
ソースでべちゃべちゃになってて、非常に食べにくい。
ノーマルタイプのように、スルリと骨が抜けてくれないし、ノーマルの何倍も指がベチャベチャになる。
味もただただソースが濃いって感じだし。
次は絶対頼まない。
ということで、2時間ほど飲んで、この日は大人しく1軒でホテルへ戻った。
もちろん、前日のリベンジ!とばかりに、帰りがけにコンビニで酒を買って部屋飲みをしたけどね。
ーーーーーーー3日目に続く。