まず、NX4にCRF150や250搭載してますが、ヒデハルで加工したフレームはかなり各部に隙間がありません。

搭載時にエンジンを左右に傾けると後ろのマウントボルトが入りません。

入らないからボルトを叩く……………

絶対に入りません。

絶対に叩かないで下さい。

下の写真が主要部分です。
М10の締め付けトルクは少し緩めですが、4.0kgf-mで締め付けて下さい。

まず、マウントプレートを取り付けますが、その時にCのアジャスター調整ボルトは軽く締付けた状態から半回転ほど緩めた状態にします。
フロントのラバープレートも取り付けてAのボルトを軽く締め付けます。

ここにはA7075のカラーが入りますが、方向がありますので、間違えないように。
細い方がラバープレート側になります。


次にエンジンをジャッキで上げてDのボルトを差し込みます。

このときエンジンが傾いているとDのボルトは入りません。

フロントもBのボルトとカラーを取付けて軽く締め付けます。

B部分は左右の長さが異なりますので、間違えないように。

ここから、リアのC部分のアジャスター調整ボルトを規定トルクで締め付けて、マウントボルト2本を規定トルクで締付けます。

続いて、ABのボルトを締め付けて最後にDを締め付けて完了です。
 
アジャスター調整ボルト、マウントボルトも必ずNX4の規定トルクで締め付けて下さい。

ナットはロックナットは使わず、必ず付属のナットにロックタイトを塗布して締め付けて下さい。


次にラジエターのステーなんです。
これもエンジンやラジエターの種類で、ステーは異なりますが、取り付けは同じです。

ラバープレートで固定してます。

ステーの直角を出すためにラバープレートとステーは平行になるように作ってます。
上下はステーを長穴にしております。

ここまでで、取り付けは終わりなんです。

次に、クラッチ板の交換。

クラッチカバーがフレームにあたるので、毎回エンジンを下ろさないと交換できません。

しかしエンジンを下ろすと詰むのが大変です。

そこでラジエター、マフラーをまず外します。

次にフロント側Aを外して、先程のC部分を緩めます。
上側はシャフトを抜きます。
この時BとDのボルトは緩めません。

あとはジャッキを下げることで、クラッチカバーが外れます。


交換後、もとに戻して完成です。



ヒデハルエンジニアリング