さて、NSR50…………( ̄ー ̄)
まだまだ続きますねん( ̄ー ̄)
ノーマルピストンを使ってフルチューンします(`・ω・´)
本当はキタコのピストンが良いんですが…………
キタコとノーマルはピストンのコンプレッションハイトが約1.5mmほど、キタコが低いので、シリンダーに組み付けるとノーマルはシリンダートップとぴったり合います。
当然キタコはトップよりさがってますやろ。
キタコのピストン使用時はシリンダー上面を1.5mm落とすんです。
これは説明書にも書いてるんですけどね(`・ω・´)
そうすることで、ポート加工せずにポートタイミングが変えれるんです。
それはいいねん…………( ̄ー ̄)
下死点ですわ。
下の写真でノーマルピストンは下死点で、ピストントップと各ポートの下側がぴったり合ってますやろ?
キタコは当然ポートよりまだ下にピストンが下がります。
これもええねん( ̄ー ̄)
でも、たまに下の写真の様にピストンが下死点に行ってもポートの途中って事もありますやろ。
ポートが最後まで開ききってない…………( ̄ー ̄)
これはSUZUKIのアドレス系がノーマルでこの状態なんです(`・ω・´)
こんなときネットでよく見るのは前者のピストン(キタコ)が下がり過ぎた場合、ポートを下側にひろげたり、後者の場合、つまりアドレスの場合ですね。
シリンダーの下にGK重ねたりアルミのプレートやらでシリンダーを持ち上げて、シリンダーの上面をもちあげた分だけ削ると言うのを見かけます( ̄ー ̄)
なんで、そんな事をするんやろ?(`・ω・´)
ヒデハルでは両者とも、そのまま使いますねん( ̄ー ̄)
なぜそんな事をするかと言う理由をネットで書かれてたんですが、ピストンが下り過ぎた(キタコ)場合はポートを下に広げてよりシリンダー内に噴出量を増やすために。
ピストンが下まで行かない(アドレス)場合は掃気ポートから一次圧縮を利用して噴出する混合ガスが、ピストン側面に当たって噴出の妨げになると説明されてましてん(`・ω・´)
知ったかチューナーさんですけどね( ̄ー ̄)
でもね私が思うにこの状態、つまり下死点近くでは掃気ポートからの噴出圧力(一次圧縮)は既に0に近い状態ではないんですか?(=_=)
0に近い噴出圧力ならピストンの側面に当たって噴出…………
噴出してないやん?…………( ̄ー ̄)
一般の人たちや、知ったかチューナー、あるいはぼんくらチューナーは知らないようですが、私のようなエンジニアなら知ってる事なんです。
排気や掃気と言うのは各ポートが開き始めると一瞬で圧力が下がります。
だいたい、排気も掃気もポートの高さの1/3ほど開いた状態で実用圧力はほぼ抜けてしまうものなんです。
現に、いくらぼんくらなメーカーSUZUKIでも影響が出るならスクーターでは主流のアドレスのポートの位置を変えるはずでしょ?
だってYAMAHAのJOGやHONDAのDIOに負けるわけには行きませんやん( ̄ー ̄)
でもアドレスの掃気ポートは高さの1/3近くもピストンで隠れてるんですよ( ̄ー ̄)
ちゅー事はわあまり影響は無いと言うことでは?
…………( ̄ー ̄)
フルチューンなのに、ヒデハルではそのまま使いますねん( ̄ー ̄)✌
何故なら削れば削るほど一次圧縮は下がるからです。
ヒデハルエンジニアリング