NSR250(MC21)のシリンダーですわ( ̄ー ̄)
うちの常連さんさんなんです。
常連さんと言ってもヒデハルではNSR60のフルチューンを作ったお客さんなので、このMCのは関係ないんです(`・ω・´)
最後の動画で、タコメーターがしっかり見えてませんが、多分11000rpmぐらいで焼けてましたね( ̄ー ̄)
びびったやろうなぁ(^_^;)
筑波サーキットなんですが、結構なスピードでしょう(^_^;)
さて、下の写真以降はTZR250(3XV)が菅生の走行会でシリンダーが焼けたとfacebookの知人から相談を受けた写真なんです。
もう3年ほど前なんです( ̄ー ̄)
街乗りされてるTZRで走行会に行かれたんでしょうね(`・ω・´)
その走行会で他の車両(2スト)も何台か焼けたらしいんです。
写真を見て普通はシリンダーが焼けてる様にみえますが、直ぐにシリンダーは焼けてないとお返事したんです( ̄ー ̄)
これはコンロッド大端が破損してるんやないかとね( ̄ー ̄)
大端が破損して、その破片がシリンダーに入り込み噛み込んだんだと思います( ̄ー ̄)
で、シリンダーを外してもらったらやはり大端は粉々だったそうです。
逆の可能性も考えられますが、通常シリンダーが焼けたのならシリンダーヘッドはこんなにガタガタにはなりません。
それにシリンダーが焼ける時にはかなりの高温になりますからヘッドがこんなに黒い状態ではないんです。
NSR250(MC)の方はシリンダーの焼け付きでロックした瞬間にクラッチを切ってるはずなので、比較的シリンダー内壁は焼け跡以外は綺麗に残ってますが、TZRの方は大端の破片を噛み込んだ状態で少し走ったんでしょうね。
シリンダー内壁は見事に削り取られてるでしょ?(^_^;)
コンロッド大端が焼けたのは分離給油が原因だと思います(`・ω・´)
街乗りバイクは分離給油でも焼けません。
分離給油では昔、メーカーに聞いたことがあるんですが、100:1以上の比率なんだそうですが、メッキシリンダーが使われだしてから比率はもっとオイル分が少なくなってると思います。
それでも街乗りでは普通に走れますよね?
それは全開で走行する時間が短いからなんです。
信号待ちで回転はアイドリング…………
可愛い女の子をみたらアクセルを戻すでしょ?(=_=)
しかし、サーキットではずーっとずーっと全開( ̄ー ̄)
で、TZRの知人にサーキット走行時だけ分離給油のままでもいいので、燃料タンクにオイルを少し追加で入れる事でシリンダーもコンロッドも破損することはないとお話ししたんです。
ロードコースを走るならお遊び程度なら分離給油でも問題ありませんが、本気で走ると今回のNSR250の様に焼けてしまいます。
昔ですが、NSR250SPのマニュアルにもサーキット走行時は混合30:1にするように書かれてましたよ(`・ω・´)
2ストロークはクランクサイドベアリングやコンロッドへの給油も燃料の分離、あるいは混合オイルから給油してるんです。
メッキシリンダーはオイルが薄くてもある程度は耐えれるみたいですが、ベアリング類は耐えれません( ̄ー ̄)
皆さんも走行会等に行かれる時は2ストは必ず必ず必ず…………
必ず、燃料タンクにオイルを追加してください。
大切な大切なエンジンなんです。
NSR250、TZR250、どちらも部品供給が終わってる車両です。
大切に乗ってあげて欲しいです( ̄ー ̄)
0.1millimeter accuracy
ヒデハルエンジニアリング