新品のクランクが入ってきました。

コンロッドのガタも結構ありましたが、クランク両サイドのオイルシール部分も段付きを起こしてるので、どのみちクランクは交換でしたね(^_^;)
こちらがL側
こちらがR側

CR80のクランクは引抜きクランクなんで、クランクケースの組付けひとつで、かなり性能に影響がでます。

下手なメカニックが組み付けるとクランクシャフトが固くて回りません。

レーシングカートやスクーターなんかもクランクは圧入式なので、メカニックの腕の見せ所なんです。

そこで、片側を圧入式からフリーにすることで、素人さんでも簡単に組付け出来るようにヒデハルではやっとりますねん。

普段はクランクシャフトのジャーナル部分を削るんです。

でもね、クランクシャフトのジャーナル部分を削るのは手作業でやるんですが、失敗すると

いやいや、私、失敗しないので( ̄ー ̄)

でも、万が一失敗して、直ぐ横のオイルシール部分を削ってしまうと大変ですわ(^_^;)

で、昨年からクランクシャフトではなく、サイドベアリングの中を削って広げてますねん( ̄ー ̄)✌

前々からベアリングの内径を広げるのはやってたんで、まあ加工としては鼻くそレベルで楽ちん加工😜

マイクロで計測してるでしょ?

加工前が22.00mmで加工後が22.02mmになってます。




これですこっと入るようになるんです。


ベアリングは中がくるくる回ります。

写真でベアリングにマスキングをやってるでしょ?


これは研磨の粉がベアリング内に入らないようにするためで、インナーレースが回るのを止めてるわけではありません。

インナーレースはベアリングをチャッキングするだけで回らなくなるんです(`・ω・´)

しかも片手で超軽く締付けるだけで回らなくなるんです(`・ω・´)

但し、この加工は旋盤の精度が1/100以下でないと出来ませんけどね😜✌

その辺の加工屋の旋盤ではそこまでの精度が出てないのでご注意を…………( ̄ー ̄)

0.1millimeter accuracy
ヒデハルエンジニアリング