前に紹介したR3のポート加工が完成しました(^-^)

が………

ヘッドが二個あるんです(`・ω・´)


実はこのR3は340ccにボアアップしてまして、通常のポート加工より当然ポートを広くしないとボアアップの本領を発揮しません。

ところが最近のエンジンはかなり各部の肉厚が薄いんです(^_^;)

でね、やってもたけど( ̄^ ̄)

排気ポートがウォータージャケットと繋がってしまったんです(;`ω´;;;;) 
もう、半泣き通り越して泣きました( ̄^ ̄)

新品のヘッドお釈迦ですわ( ̄^ ̄)

勿論弁償です(ll゚д゚ll)

で、お客さんはデブコン等で補修できないのかと気を使って言って頂いたんですが、お断りして新品をもひとつ買って頂いたんです(^_^;)

これはこちらのミスですからね( ̄^ ̄)

で、へこんでても仕方ないので、穴のあいたヘッドをコンターで切断して見てみると………

薄いってレベルやおまへんわ(-。-)y-~

こら穴開くわ( ̄^ ̄)

YAMAHAさん、もうちょっと考えてえな( ̄^ ̄)
これがその切断部品ですわ。


抜けた部分はここではなく側面なんですが、どのみちカットしてなかったらここも抜けてたと思います(^_^;)
吸気側もジャケットとの肉厚が5㎜しかないんですわ(^_^;)
めちゃくちゃでかくしてますねん( ̄^ ̄)
こちらが吸気側ノーマルです。
こちらが加工後(`・ω・´)


こちらが排気側ノーマルです。
うっすらけがき線が見えてるでしょ?

こちらが加工後(`・ω・´)

どちらも出口と入り口を大きくしてますが、ポート加工はバルブの近くを一番大きくしないと意味がないんです。
このR3も吸気バルブはもともと私の人差し指がギリギリ入る程度の穴なんですが、加工後は親指が完全にすっぽり入るぐらいまで広げてます(`・ω・´)

排気側ももともと薬指が完全にははいりませんでしたが、加工後は中指がすっぽり入るまで広げてます。
私、決して細い指ではありません(^_^;)
どちらかと言うと指は太いほうなんですよ(`・ω・´)

写真ではわかりにくいでしょうが、載せておきます(^-^)
ノーマルの比ではありません。




ポート加工でこんなミスは初めてなんで、かなり落ち込みました(^_^;)

まあ、このマシンが速くなってくれたら少し気は晴れますけど( ̄^ ̄)


φ(..)

話はかわりますが、この吸気ポート。
先日も少し書きましたが、最近の吸気ポートはHONDAもYAMAHAもみんなこんな形してますねん(`・ω・´)
一般の方にはわからないでしょうが吸気ポートが燃焼室に一直線に向いてます。

一昔前までは排気ポートの様にバルブの傘に対して真っ直ぐになるように少し手前からカーブしてたんです(^-^)
ところが最近のは上側はほぼ一直線でしょ?

これは混合気の流れが今まで考えてた流れが間違いだったのが新たに………

と、言ってもわかったのは10年ぐらい前なんですけどね(^_^;)

年々ポート形状は変わっていってますよ(^-^)


0.1millimeter accuracy
ヒデハルエンジニアリング