『現代用語の基礎知識』の元編集長・亀井肇氏が、新世紀ニッポンを「言葉」から探検する異色コラム。
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腹ロール(はらろーる) |
いわゆる「腹巻き」のこと。 これまで腹巻きはオヤジの象徴とされて、ラクダ色の腹巻きは若い男性からは見向きもされなかったが、最近では、ボーダーやドット、千鳥格子の柄から、キャラクターを描いたものまで種類も色も多彩である。 ラクダ色のように典型的な腹巻きではなく、カラフルなものなのでTシャツの上に着て重ね着ファッションとしてもおかしくなくなっている。 近年、女性用としてさまざまな色やデザインのものが発売されていたが、若い男性たちも「おしゃれな腹巻きをしたい」という声をあげるようになり、メーカー側もその声に応えている。 |
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腹巻きなら腹巻きとはっきり言ったらどうなんだ!!
巻きの部分を英語にしたらかっこよくなるとか、若者向けだとか思っているのでしょうか。
模様がつこうがカラフルになろうが腹巻きは腹巻き。
それ以上でもそれ以外でもないのですよ!!
逆に日本語と英語が混ざっていてどことなく違和感が残りますね。
なんとなくこう…気持ち悪い感じがします。
腹巻きというのは恥ずかしいのでしょうか、現代の若者は。
私、田舎暮らしの20代半ばですが何か?
私の周りで腹ロールと言う単語を聞かないものですから、
A「いいよねぇ。腹ロール、お腹冷えなくて」
B「え?腹ロ…?何?」
A「知らないの?腹ロール。お腹に巻くやつ」
B「あぁ、腹巻きの事?何?ロールって」
A「だって腹巻きってかっこ悪いじゃん?腹ロールはカラフルで、かっこいいんだよ」
B「でも、腹巻きでしょ?色違うだけじゃん」
A「…………」
と言う会話を想像しました。
友人が腹ロールの話題を持ってきたら私、間違いなくBのような対応をしてしまうと思います。
ところで巷では腹ロールそろそろ売り出しているでしょうか。
それとも今年は違う防寒グッズが流行るのでしょうか。
毎年毎年新しい流行があって、都会の人って大変そうですね。

発熱モコモコ 腹巻き ピンク×グレー