前回の中二病全開の恥ずかしいアレ以降、こまごまと起きたトラブル対応を書きます。
・バックラッシュアジャスター取付失敗(A10)
これまでに何度も断線しているので、目をつむっても直せるようには当然なっていませんがw、断線修理ついでにZ軸のバックラッシュアジャスターの取付を試みました。
が、Ender-3用ではネジ穴の位置が合わず、取り付けできませんでしたorz
A10ってEnder-3に似ている割にはホットエンド周りやエクストルーダ、Z軸など微妙にサイズが違うので中々困ったものですorz
・ネジ緩みまくり(M508)
(エクストルーダギア押さえレバー部、エクストルーダマウント数本)
ほぼネジバカに近いのですが、ネジロック剤を塗りたくってごまかしましたw
稼働から約4年弱、稼働時間はもう分かりませんが、いよいよ本気でパーツ全交換か、廃棄処分かの分岐点に立たされている感じになって参りましたorz
・ノズル詰まりほか(Ender-3)
誤ってノズルパイプ内のテフロンチューブの長さが不足していたため、ジョイント内部で上下に動いていましたorz
ついでにサーミスタ位置調整、エクストルーダモーター位置調整、エクストルーダモーター配線断線気味の修理も行いました(ついでじゃないような気がしますがw)
・スプールホルダーの傾き(A10)
スプールの重みでスプールホルダーが手前側に傾いてきたので手で曲げて直しましたw
ホルダーとフレームの取り付け部分はL字になっているのですが、A10はL字を支える補強のリブがEnder-3より小さいので曲がりやすいみたいですorz
また曲がってきたら補強パーツでも作ろうかなと思っております。
・電源ユニット故障(Ender-3)
造形中に焦げた臭いがして、突然電源が落ちました。
電源が怪しいと思い電源ユニットの中を開けてみたら、基盤端のセラミックコンデンサーみたいな部品が灰になってバラバラに砕けていました。
ネットで調べてみたら、NTCサーミスタ(バリスタ)という部品で、こいつが結構焼損するみたいです。
とりあえずアマゾンで NTC 5D-15 という品番を5個660円で購入して、はんだし直して復旧しました。
再び焦げると基盤に残ったこのパーツの足を抜き取るのが面倒なので、予め銅線を基盤の穴に差し込んで、そいつにはんだしました。
・金属反応式近接センサの感度が変わる(A10)
いつもは初期レイヤーの定着具合をZ PROBE OFFSET で無意識に微調整をかけていたので気づかなかったのですが、やはりベッド温度でセンサーの感度が変わっていました。
正確に言うとベッド温度でセンサー先端が加熱されて、感度が変わっているようです。
(ベッド温度冷) … センサー先端冷 = 感度高(より高い位置でベッド検知)
(ベッド温度高) … センサー先端熱 = 感度低(より低い位置でベッド検知)
ちなみに静電容量式センサーを使っているのM508とEnder-3はそれほど変わらないので、金属検知式(=温度に影響を受けやすい磁気を使用している)のものがズレやすいようです。
特に高さの低い造形物を連続で行っていると、センサー先端がベッドの熱を拾いやすいので、より感度は低下するのではと思います。
電源を入れて最初の造形時はまだセンサー先端が冷えているので、そこでZ軸の微調整をかけて、その後造形を繰り返していると次第にセンサー先端が加熱されて感度が変化(低下)し、ベッドすれすれまでノズルが接近してしまいます。
なので、連続造形でベッド温度が高い時はオートレベリングし直さない方が良いようです。
ただ、スライサーの開始時GCODE挿入でオートレベリング(G29)を入れていると造形の都度レベリングをやっちゃうので(私がそうですw)、G29を入れずにレベリングをプリンタのパネルからやるか、G29の有無で造形データを分けるかする必要がありますね。
G29はそのままで、その都度 Z PROBE OFFSET で微調整をかけるのは面倒かも知れませんが、造形開始直後はやっぱり初期レイヤーの定着はチェックしたくなるので、そのついでにやればそれほど手間ではないかもしれません(私がそうですw)。