マッド・プロフェッサー 悪の境界線 | m-memo

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ネタバレだらけの映画メモ。

忘れ易いので自分用にメモしてます。
ネタバレ部分は詳細を記載することもあれば、
二言三言のこともあります。

 

■あらすじ
父が作った多額の借金を抱え、執拗な取り立ての日々に苦しむ大学生のガラルダは、単位不足で卒業までもが危ぶまれ、人生最大の崖っぷちに立たされていた。そんな時、心理学教授のエスピノーサから、成績改ざんと引き換えにある取引を持ちかけられる。それは、己自身の殺害依頼だった。即座に拒否するガラルダだったが、この“特別課題”をクリアできれば多額の報酬をも手に入れられると知り、大学の仲間3人を巻き添えにして行動に出る。しかし、罪の意識を捨てきれないガラルダたちの犯行は決して完璧なものではなく、エスピノーサの息の根を止める一手を打てないでいた。さらに、ガラルダの借金返済の期日が翌日に迫り、痺れを切らした取り立て人から命を狙われてしまう…。(メーカーサイトより)

■ネタバレ
*フランシスコ・ガラルダが待機場所で「面接官は俺の叔父だ」と嘘を吐き、同じ会社の面接に臨む筈だったライバルは諦め立ち去る。ガラルダはまんまと内定を取るが、採用されるには卒業が必須条件だ。大学では卒業試験の結果が張り出されている。心理学の試験で友人バレステロスの答案を写したのに、彼は合格点で自分は落第になっていてガラルダは納得出来ない。
*セバスチャン・エスピノーサ教授に直談判すると、カンニングが見破られている。再履修を促されるがもうこれ以上は授業料が払えない。それどころか、今は父がギャンブルの胴元フリアン相手に作った借金の返済を迫られている。奨学金の申請はもう締め切られてしまった。八方塞がりのガラルダは「何でもします」と懇願。その言葉に反応した教授は「仕事を遣り遂げられたら点数を変更する」と言う。夜10時に自宅へ来るようにと指示されるガラルダ。
*その夜はマッキンリーと言う店で、ガラルダ達の卒業パーティが開かれる。パーティにはバレステロスや、一緒に卒業する筈が仕事ばかりで出席日数が足りないノガレス、生真面目な変わり者で未だ就職先が決まっていないサンチェスも来ている。ガラルダの恋人ヌリアやその友人ソニアも待っているが、ガラルダは先に教授のアパートへ向かう。
*部屋に迎え入れられ、エスピノーサ教授に依頼された仕事は『教授を殺す事』だった。「自分の過失で妻が四肢麻痺になった」と話す教授。妻を殺そうとしたり自殺を試みたりもしたが、どうしても遣り遂げられなかった。妻は現時点では治る見込みはないが、実験段階の治療を受ければ回復の可能性がある。しかしそれには巨額の治療費が掛かるため、自分の生命保険金を治療費に充てようと言うのだ。ガラルダは思考実験の類いかと訝るが、教授は知り合いの中国人から入手したと言う銃まで持っている。「私を殺すしか君が合格する方法はない」「人の命と引き替えの合格なんて必要ありません」
*ガラルダは「改めて話し合いたい」と言い残して教授の部屋を出る。すると通りには、フリアンが差し向けた手下のラット達が待ち構えていた。殴られ蹴られ「金を返さなければお前の親父を殺す」と脅される。返済の期限は3日。傷付きながらもマッキンリーへ行くと、ガラルダの素っ気ない態度に失望したヌリアは入れ違いに帰ってしまう。ノガレスやバレステロスと呑んでいると、店にエスピノーサ教授が現れる。3人と教授、同じ授業を受講していたサンチェスも加えた5人の写真を撮るソニア。
*パーティがお開きになった後も、男5人でテーブルを囲む。「酒は真実を語らせる、危険だな」と話す教授にサンチェスが「危険だなんて臆病者です」と噛み付いて、教授の[真実]を話すようにと言い募る。教授はサンチェスの胸倉を掴み「苦痛だらけの人生を終わらせたい、だが死ぬ勇気がない」と叫ぶ。覚束ない足取りで席を離れる教授。落ち着かせようとして話し掛けると、ガラルダが襲われる様子を窓から見ていた教授は「不味い状況なんだろう?上着のポケットに金が入った封筒がある」と耳打ちする。「私を殺せば金は君のものだ。妻の手術費用は、保険金が支払われれば問題ない」保険に加入したのは10年以上前で、自殺に見せ掛けても保険金は支払われると言う。家の鍵を差し出されて、ガラルダはそれを受け取る。
*教授が完全に酔い潰れてしまうと、金の件は伏せて教授が死にたがっている理由を友人達に話す。交通事故で妻を四肢麻痺にしてしまった事・自分の保険金で治療費を払おうと考えている事。「酔い潰れている今なら苦しまない。死を望む教授の願いを叶えるべきだ」と友人達を説得する。バレステロスは教授の心情を慮ってガラルダに同調、ノガレスも渋々同意する。サンチェスだけは否定的で皆と別れて帰宅しようとするが、唯一車で来ていたために結局巻き込まれる。
*サンチェスの運転で、彼の母親の車でエスピノーサ教授宅へ。殺害の賛同者3人で教授を部屋まで運ぶ。サンチェスは先刻の話は流れたと思っている。3人は教授をベッドに寝かせると、抽斗の中にあった錠剤を適当に選び、酒で大量に教授の口へと流し込む。ガラルダは密かに教授の上着を探るが、金が入った封筒は見当たらない。内心狼狽えつつ「片付けて帰るぞ」と指示する。一方路上で停車して皆が戻るのを待っていたサンチェスは、パトロール中の警官に「ここは駐車禁止だ」と声を掛けられる。そこへ漸く3人が戻って来る。
*翌日になると「怖くなってきた」とバレステロスがガラルダを訪ねて来る。「警官が居た、きっと気付かれてる」と怯えているのをガラルダが宥めようとするが、バレステロスは薬瓶を持ち帰ってしまっていた。指紋を拭き取る意味だったのだが、「片付けろ」との言葉に反応したと言う。自殺や過剰摂取なら薬瓶は残されているべきだ。ガラルダもエスピノーサ教授の家の鍵を持ち帰っている。「他には何も持ってないか?封筒は?」と尋ねるが、バレステロスには金に心当たりはないらしい。2人は再び教授宅へ向かう。

*アパートの入口でバレステロスを見張りに立たせ、ガラルダはエスピノーサ教授の部屋へ。最初に呼び出された時に「妻は数日親戚に預けた」と話していた通り、現在部屋に居るのは動かない教授だけだ。薬瓶や残っていそうな指紋を始末しようとすると、部屋のベルが鳴る。見張りのバレステロスからは連絡がなく、不審に思い電話するガラルダ。しかしバレステロスは携帯電話に出る事が出来ない。教授を訪ねてヌリアがアパートに現れたためだ。彼女は論文のために教授と話したかったが、大学に姿がなかったため家まで来たのだと言う。呼び鈴には反応がないが、ヌリアは部屋の前まで行ってみる事にする。ガラルダは長居するのは危険だと感じて部屋を出る。2人は2台あるエレベーターにそれぞれ乗った
ため、接触せずに済んだ。
*ガラルダは友人2人と、現状についてマッキンリーで話し合う。バレステロスはヌリアから、エスピノーサ教授を含めた5人の写真を見たと聞いた。ソニアがSNSに投稿したようだ。ガラルダは部屋の前で教授の隣人に顔を見られた。このまま部屋で教授の死体が発見されたら、自分達が疑われるかもしれない。指紋も完全に拭き取った訳ではない。3人は遺体を始末する事に決める。ノガレスは「信用出来ない」と反対するが、死体を運ぶためには車が必要で、詳細は伏せてサンチェスも呼び出す事になる。
*4人でエスピノーサ教授の部屋へ行くと、本人に笑顔で出迎えられる。薬と酒のせいで長時間覚醒しなかったようだが、死んではいなかったのだ。成り行き上、教授を誘って呑みに出掛ける事に。3人がビリヤード台へ、ガラルダと教授はカウンターへ。「昨日は失敗したようだな」「やっぱり俺には出来ない」「それならば金を返してもらおう」教授の言葉に驚き「金はなかった」と訴えるが、教授は「嘘は止めたまえ。私の言う通りにするしかないんだ」と聞き入れない。
*今夜も泥酔する教授。今にも吐きそうで、母親の車を汚される訳にはいかないサンチェスは橋の上で停車する。川に向かって嘔吐する教授に付き添うバレステロスとノガレス。僅かな時間目を離した隙に、教授は欄干から身を乗り出す。転落しそうになる教授を必死に掴む2人。教授に涙声で「死なせてくれ、手を離せ」と懇願されて、2人は顔を見合わせる。橋は川面からかなりの高さがあり、手を離すだけで教授の願いを叶える事が出来るだろう。
*車に残ったガラルダは、運転席のサンチェスに「教授から封筒を盗んだのか?」と訊くが、彼もまた何の話か分からない様子だ。「何処かに落としたんだろ」と言われて車内を探し始めると、バレステロスとノガレスが駆け戻って来る。教授は居ない。「川の中だ」と言われて慌てて飛び出すガラルダ。車の中から出ようとせず、救助の要請もしない2人の様子に「見殺しにするのか?」と驚き、漸く気付くサンチェス。「まさか、昨日も殺そうとしたのか?」
*3人の行動が納得出来ないサンチェスは、混乱して車を発進させる。取り残されるガラルダ。川へと下りて行くと、自力で岸まで辿り着いた教授が見付かる。ガラルダは教授を自宅へ運びベッドに寝かせる。翌朝には目を覚ました教授が「殺すように頼んだのに」と助けた事に文句を言うが、ガラルダは「教授の本心は違う筈、岸まで泳いだ」と返す。
*ガラルダは家を出て、ノガレスが働く修理工事へ。そこのオーナーがフリアンで、返済期限を延ばしてもらおうとやって来たのだ。金も用意せずにガラルダが現れた事に驚くノガレス。見付かれば殺されかねない。ガラルダは自分の身を案じてくれるノガレスに「教授の金を盗んだか?」と訊く。「俺の金なんだ」「盗んでない、教授の金だろ?」「自殺の報酬だ。それをフリアンに渡す」「金のためだったのか?」教授とその妻のためだと信じていたノガレスは憤る。「落ち着け、教授は生きてる。川から引き上げた」と言うと、報酬を欲しがりながら見殺しにはしないガラルダに当惑の表情を浮かべるノガレス。そこへラット達が姿を見せて、フリアンには会わずに逃げ出すガラルダ。その様子を見ていたフリアンはガラルダが来た目的をノガレスに尋ねるが、結局期限は延ばしてもらえない。明日が返済期限だ。
*様子がおかしいと察知されており、ヌリアからトラブルについて問い質されるガラルダ。年金暮らしの父親がギャンブルの胴元に借金を作った事・余所からの助けは見込めず自分が肩代わりするしかない事・単位が取れずに落第になる事を話す。ヌリアも金銭については手助け出来そうにない。過去に姉が自殺したヌリアは自殺についての論文を書いており「教授にも自殺の兆候がある」と言う。ガラルダは観念して「殺すように頼まれた」と話す。「自殺が教授にとっての贖罪なんだろう。はっきり断ったよ」それは本当でもあり嘘でもある。ヌリアは驚きを隠せない。
*帰宅するとエスピノーサ教授が姿を消していて、代わりにバレステロス達がやって来る。ノガレスから金の話を聞いたのだ。バレステロスは怒っているが「金は要らない」と言い、サンチェスは「分け前を寄越せ」と詰め寄る。教授は助けたし金は受け取っていないと説明するガラルダ。父が姿を見せたため友人達は帰って行くが、その態度は冷たい。
*父に確認してみると、教授は誰かに連れ出されたらしい。フリアンに電話をすると「パパに代わってやるよ」と言う。明日確実に返済させるための脅しだが、教授をガラルダの父親だと勘違いして拘束しているのだ。死にたい教授も敢えてガラルダの父であるかのような芝居をしていて「息子よ、私が死ねば良い事だ」等と言うのが電話越しに聞こえてくる。友人達の信用を失ったガラルダは自棄になり、咄嗟に「父の命で借金はチャラになるのか?」と訊くが、思い直して「それは大学の教授だ」と伝える。身分証を確認したフリアンは「次こそ父親を狙うからな」と捲し立てる。
*ガラルダを除いたバレステロス・ノガレス・サンチェスが、マッキンリーで現状について話し合う。金を要求しておいて「僕は手を下してない、自首なんかしない」と主張するサンチェス。2人がその態度に呆れていると、エスピノーサ教授を連れてガラルダが現れる。助けたとは聞いていたが、姿を見ていなかった3人は教授が生きている事に驚く。泥酔ばかりしていた教授だが、今夜は1杯だけ呑むと軽快な足取りで立ち去る。
*ガラルダが席に着くが3人とはまだ軋轢があり、バレステロスとノガレスはサンチェスの車で帰る事にする。運転しながらも「金が消える筈はない、ガラルダは独り占めするつもりだ」と喚き散らすサンチェス。余所見運転の状態で、人を撥ねてしまう。相手は先に店を出て歩いていたエスピノーサ教授だった。折角生きていたと思った教授を撥ねてパニックに陥り、3人はそのまま走り去る。
*翌日、教授が轢き逃げされて重症だとのニュースが流れる。監視カメラの映像にはサンチェスの母親の車が映っている。バレステロスに電話をするガラルダ。サンチェスの企みかと疑うが、バレステロスは偶然に撥ねたと言う。派手にフロントガラスが割れた車は、ノガレスにより修理工場へと運び込まれているらしい。サンチェスの父親が車の盗難届を出しており、不味い状況だ。
*エスピノーサ教授の病室を訪れると、傷だらけの痛々しい姿で意識はなく、チューブに繋がれている。もし死んでいれば教授の妻は助かったのに、意識を取り戻したらどう感じるのか。病室には他に人影がなく、ガラルダはチューブを外してみる。しかし、結局そのまま放置出来ずに助けを呼ぶ。駆け付けた医師や看護師により処置が始まり、後退ったガラルダはワゴンの上のカルテを床にばら撒く。
*次いでガラルダは修理工場へ。片隅でカバーを掛けられたサンチェスの車の中に潜り込んで、封筒を探すが見当たらない。やがてラット達に見付かってしまい、フリアンもやって来る。扉を閉められた工場の中で痛め付けられるガラルダ。ノガレスが到着して「彼はこれで返済するつもりだったんだ、金持ちの女から盗んだ車だ」と嘘を吐いてくれる。フリアンは車を眺めて納得し、ガラルダは解放される。
*ヌリアもエスピノーサ教授の見舞いに訪れ、そこへバレステロスが電話を掛ける。「本当に事故かしら、教授は死にたがっていたわ。ガラルダから聞いたの」と言うヌリアに、全部バレているのだと勘違いしたバレステロスは「ガラルダは金を受け取った筈だ。でも撥ねたのはサンチェスだ」と話してしまう。
*マッキンリーで落ち合うバレステロスとサンチェス。そこへガラルダとノガレスもやって来る。ガラルダがヌリアにエスピノーサ教授の依頼について明かし、バレステロスは全てを話したと互いに知る。車について尋ねるサンチェスに、ノガレスは「証拠を消すために処分した。事故は車泥棒のせいにする」と答える。それでも納得出来ないサンチェスは「警察は車を捜してる、ビデオもある」「車を返してやるから自首しろ」と畳み掛けられ、キレて銃を取り出す。事故現場で拾ったその銃は、自殺しようとしていた教授が持ち歩いていたようだ。3人は何とか宥めようとするが、我を失ったサンチェスは立ち上がって銃を振り回す。
*マッキンリーは喧騒に包まれ、客が外へ逃げ出す。銃を取り上げようとする3人とサンチェスとで揉み合いになるが、最後に銃は再びサンチェスの手に。そこへ警官達が駆け付け、追い詰められたサンチェスは銃口を咥えて引金を引く。しかしその銃から弾は出なかった。サンチェスと、騒ぎの中心に居たガラルダ達3人が警官に拘束される。
*法廷に居るガラルダ達、そしてフリアン。弁護士が事実関係を述べる。エスピノーサ教授は殺害を依頼したが金は払われておらず、ガラルダは殺していない。彼等は弾の入っていない銃で大騒ぎをしていた。フリアンはガラルダが盗難車を持ち込んだと主張しているが、ガラルダは運転出来ずハンドルに指紋もない。犯行時間には、ガラルダは所有者のサンチェスと一緒に居た。フリアンは事故の件は知らないと言うが、盗難車である事は知っていた。犯罪歴のあるラット達を雇用し、ガラルダや彼の父親を脅して監禁もした。全ての状況がフリアンに不利だ。
*フリアンは部下と共に逮捕され、借金を返す相手も居なくなる。ガラルダ達はヌリアやソニアと一緒に、亡くなってしまったエスピノーサ教授の埋葬に立ち会う。ガラルダ達は初対面の、車椅子の未亡人も居る。ガラルダが1人で近付いてお悔やみを言うと、夫人に付き添っている男が封筒を差し出してくる。中には紙幣が入っている。ガラルダが当惑していると、夫人は「保険が下りたの」と微笑む。彼女が手術をすると聞いて、安堵したガラルダも笑顔になる。
*封筒の中には紙幣以外に教授からの手紙が入っていた。『封筒は上着には入れていなかった』と綴られている。ガラルダが遣り遂げられず、妻に何も遺せなかったら困るからだと。『友人達も含めて殺人者としては不出来だが、逞しい生命力は素晴らしい』と称賛されるガラルダ。教授は『生命力は伝染する』とも書いている。手紙は『詩人は「人生が今日始まる」と言っていた』と続く。『私の墓に葬られるのは別の人間なのだからな。病院で私のファイルが、同室の物乞いの男と取り違えられた。亡くなった彼の死体を、妻は私の遺体と言う事にした。誰もがエスピノーサは死んだと思っている。いつも自分の心で考えろ、心は頭より賢い。どうかこの事は黙っておいてくれ。ガラルダ、息子よ』手紙を読み終えて顔を上げると、少し離れて教授が立っていた。仕立ての良いスーツを着込み、ガラルダに笑顔を見せると颯爽と歩き去る。ガラルダも笑顔でそれを見送った。

■雑感・メモ等
*映画『マッド・プロフェッサー 悪の境界線』

*レンタルにて鑑賞
*死にたがる男を巡る、スペイン製サスペンスコメディ

『エンドレス・マーダー』を見た後に店舗でジャケットを見て、ちょっと似た設定かなと思ってレンタル。(販売元も同じ会社。)あらすじを読んだ時には金のために積極的に殺そうとするのかと思ったけど、実際には割と成り行き任せ。ファイルの取り違えの辺りは無理を感じるけど、映画のためのハッタリとして許容範囲か。教授が本当に死んだ時には誰として埋葬されるのか心配だけど、もしかしたら本気で不死身かも。
*ヌリアは前半は恋人かどうか微妙な雰囲気。お互い好きだけどまだ付き合ってないくらいの距離感。(「寝ただけでしょ?」とのソニアの台詞あり。)バレステロスもヌリアに好意を寄せている。ヌリア役は『ロストボディ』のカルラ役だったアウラ・ガリード。
*サンチェスは浮いた存在で、友人と言うよりは揶揄い対象だったけど成り行きで巻き込まれる。4人の中でも特に言動に難ありな感じ。ガラルダもあれこれ問題あるけど。借金の問題が解消されて落第もなく就職先が確定したなら、少しは仲間とお金を分け合わないのかな?サンチェスは就職先が決まったかどうか分からないし、ノガレスも職場がなくなった状況だよね。

*外見で言うとノガレスが好きだった。主人公は北村一輝を彷彿とさせる。