ホラーストーリー | m-memo

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ネタバレだらけの映画メモ。

忘れ易いので自分用にメモしてます。
ネタバレ部分は詳細を記載することもあれば、
二言三言のこともあります。

 

■あらすじ

7人の男女は、スリルを求めて幽霊が出ると噂の廃ホテルで一夜を過ごすことに。だが、 これが決して終わらない悪夢の始まりだとは、まだ誰も気づいていなかった…。(動画配信サービス作品頁より)

 

■ネタバレ

*渡米するニールのために送別会を開く仲間達。店のテレビではニュースが流れている。起業家がホテルで自殺した『ナルラ事件』の話題になると、成り行きで現場へ行ってみる事になる。

*7人はグランディオスホテルに到着するが、正面入口の扉は閉ざされている。諦めて帰ろうとすると微かにラジオの音が聞こえてくる。中に誰かが居るのだろうと考えて裏手に回ってみると、鍵の掛かっていないドアがありそこから入る事が出来た。ドアの近くではラジオが鳴っていて、この音が聞こえていたのだろう。電池は外されていて音が出る筈はないのに、彼らはそれに気付かず奥へ進む。携帯電話は繋がらなくなり、背後では入って来たドアが消える。

*グランディオスの3046号室では何人もの客が死んでおり、少女に呪われたホテルと噂されている。急な廃業だったせいかショップには未だ商品が並んでおり、時計は残らず現在時刻とは違う3時55分を指している。その時ニーナは書架の前で自分の生霊のようなものを見るが、誰も信じてくれない。

*3046号室を目指して歩くが、何度も同じ場所に出てしまう。今まで進んだ事がない暗い廊下を選ぶと、奥には手術室のような部屋があった。ホテルが建つ前は精神科病院だったらしいが、何故設備が残っているのか分からない。更に廊下を進むと途中でテレビの点いている部屋がある。スノーノイズの画面に耳を近付けると「ようこそ」と聞こえた気がする。

*到着した3046号室には特に変わった様子はなかったが、サムがシャワーの話をした途端にシャワーの音がする。サムがバスルームに入るとドアが閉まってしまい、ドアを破ると中でサムが死んでいる。慌てて逃げ出すが自分達が入って来た裏口のドアは消えており、閉ざされた正面のドアからは出られない。

*屋上からなら携帯電話が使えるのではないかと、アチントとマゲッシュの2人が階上へ向かう。途中で看護師らしき人影に「診察に来たの?先生はこっちよ」と呼ばれ、部屋に入ると診察記録のテープが流れ出す。マゲッシュが突然弾き飛び、壁に叩き付けられて命を落とす。アチントが身を隠していると仲間達が探しに来る。一緒に逃げ道を探すがソニアの脚が動かなくなり、床を引き摺られて連れ去られる。

*朝まで乗り切れば助かる筈だと、残った4人である部屋に籠城。そこへ皆を呼ぶソニアの声がする。罠かとも思われたが外に出るとソニアが居た。彼女はかつての院長室で資料を見たと言う。このホテルは以前はムンバイ精神病院だった。呪われた少女の名前はマヤ。7人の家族を殺し担当医も殺害した。ソニアを運んだと言う事は、ここから出られずに困っているのかもしれない。望みは何かと呼び掛けるとソニアの携帯にマヤからの着信がある。「望みはお前達を殺すこと、それだけだ」と。

*諦めずに部屋に入り、5人で手を繋ぐ。マヤの力で部屋に煙が充満し互いの姿が見えなくなり、名前を呼び合うがソニアが答えない。手を繋いでいたのにいつの間にかマヤに変わっている。外へ逃げ出すと、血塗れで息絶えたソニアが車椅子に座っている。

*逃げながら、何年も前に閉鎖されたホテルなのに電気が部分的に点いているのは何故かと考える。発電機があるなら外へ繋がっているのではないかと、アチントはコードを辿る。結局、発電機の代わりに車を見付けるアチント。幸い鍵もあり、4人で乗り込み外を目指すが何故か3046号室の前に出てしまう。

*現在時刻を確認すると3時55分。ホテルに入って間もなく、ショップでは全ての時計がこの時間を指していた。何かヒントがあるかもしれないとショップへ行ってみる事に。ニーナが自分の分身を見たのは書棚の辺りだった。そこにはオカルト関連の本が置かれている。本によれば霊は物質と繋がりがあり、そこから力を得ると言う。本に書かれた呪文を唱えるとその物質が分かるらしい。4人で手を繋ぎ呪文を唱えると過去の映像が見えて、マヤの力の源が治療用の装置だと分かる。

*装置を燃やすため、ニールとマギーは道具を探しに厨房へ。マギーが1人になると新聞を読み上げる少女が現れるが、記事の内容はマギーの死についての描写だ。少女に近付こうとすると離れていたニールが腕を掴んできて、少女の姿は消える。難を逃れたかと思ったが、ニールに影がない事に気付いてマギーは身を隠す。厨房へ駆け戻るとニールが自分を探しているが、本物か偽物か分からない。躊躇っていると天井に張り付くようにしているニールの姿に気付く。自分を探している方が本物だと分かるが、助けを求める前に襲われてしまう。

*ニーナとアチントは装置を見張っていたが、助けを求めるマギーの声に誘い出されてアチントがマヤに殺されてしまう。ニールが1人で戻って来て装置を燃やそうとするが、どうしてもライターに火が点かない。その時、ニールの傍のロッカーが開いてそこに引き摺り込まれる。

*1人残ったニーナはライターを持っていない。床に零れた油に電球を投げ付けて火を点けると、布に炎を移して運ぼうとする。マヤの妨害で消えかけるが、傍にあった扇風機が回って火の勢いが増す。自殺したナルラの亡霊が手助けしてくれたのだ。お陰で装置を燃やす事に成功、マヤは消滅してニーナは朝を迎える。閉まっていた正面のドアが開き、彼女は1人で外へ出る。

 

■雑感・メモ等

*映画『ホラーストーリー』

*動画配信サービスにて鑑賞

*取り敢えずもう少しタイトルがどうにかならなかったのかと思う、インド製の廃病院系悪霊ホラー

*マヤと言う少女によって呪われている廃ホテルが舞台。亡霊マヤのアップになると何故か画面にぼかしが入る。マヤが遠めの場面や動きのある場面では普通に映っているから一時停止してみたけど、出来が悪い訳ではなさそうな?怖過ぎると判断されて規制が掛けられたんだろうか。

*登場人物は男4人・女3人の7人組なんだけど、男性陣の個性が薄め。アチントが「自分だけ独り身」と言っていたけど、サムとソニア以外は誰と誰がペアなのかも分からなかった。それぞれこの中に相手が居ると言う訳ではないのかもしれないけど。

*それぞれの死に様もインパクトが薄い。ドアが開いたら死んでたりドアに引き込まれて消えたり。何が起こったのかよく分からない内に人が減っていく。もう少し工夫が欲しかった。