ウクライナで起きていることを、強い関心を持って新聞やニュースを見続けています。
2022年3月9日夜、ニュース速報で、ウクライナにあるチェルノブイリ原発の電源が失われたと報道されました。
ディーゼルで動く予備電源が保つ48時間以内に電源が復旧しなければ、使用済核燃料棒の冷却システムが停止するという。
これが何を意味をするのか、正確には分からないけれど、東日本大震災の時に福島第一原発で電源が喪失したとき何が起きたかは知っています。
ウクライナはロシアの西に位置していて、万が一放射能漏れが起きた場合、ロシアにも多大な影響が及ぶのは明らか。
正気の沙汰とはとても思えないが、アメリカ高官の発言に背筋が凍る思いがしました。
「プーチンが正気を失ったとは考えていない。彼は、この事態を収拾する答えを持ち合わせていないように見える。今後数週間は厳しい状況が続くだろう。」
これまで制裁措置などで強い結束を示してきたNATO(北大西洋条約機構)とアメリカとの間にも、ウクライナへの戦闘機供与を巡っては亀裂が生じ始めているようにも思えます。
これまで誰も、まさか大国の指導者が「正気の沙汰」で他国を侵略するなど想定していなかったのだろう。
夕方のニュースでは、「この後遺体の映像が流れます」との字幕のあと、避難中に攻撃を受けて死亡したとされる母親と小さな女の子の映像が、モザイクなしに流されました。傍らには母子のものと思われる破壊されたスーツケース。
もちろん批判もあるだろうが、現実に起きていることを世界に伝える、というジャーナリズムの強い意志を僕は感じました。
紛争や経済制裁による日本国内へのさまざまな影響についても連日報じられています。
ウクライナから遠く離れた僕らにできることは?
国内在住のロシアの人々に対する非難や嫌がらせは本当に恥ずかしい。今回のことで非難されるべきは侵略を始めたロシアという国家であってロシア人ではない。
人道支援や寄付も大事だと思います。
でも、何よりもこの悪夢のような出来事を一日でも早く誰かが止めなければと思います。それは、世界中の一人ひとりからの、戦争をやめろという声だと僕は思います。
Путин, останови вторжение
プーチン、侵攻を止めてください。
あなたは世界を終わらせたいのですか?