休日は時計のアラームをかけないで自然に目が覚めるのに任せている僕ですが、なぜかアラームに起こされる平日よりも早く起きてしまいます。やっぱり歳のせいかなぁ。
先週土曜日(11/3)は、朝5時に目が覚めました。天気予報は快晴。朝の冷え込みが強いと聞いていたので、もしかしたら雲海が出るかも、と期待してまだ暗いうちから高速を飛ばし、県内にあるお気に入りのスポット(福岡県宮若市清水寺)へ。
幸運にも、その日は綺麗な雲海が見られました。下界を真っ白に覆っていた霧が、気温の上昇とともに山肌を駆け上り文字通り雲散霧消していく様子は、その場に居なければ味わえない、まさに早起きのご褒美です。
また、気象条件が整っていても、必ず出るとは限らないのがまた面白いところでもあります。これまで通算20回近くは通った場所ですが、空振りに終わることもしばしば。綺麗な雲海に出会える確率は半々くらいかな。
その日は僕の他にも多くの人がカメラと三脚を手に写真を撮りに来ていたけれど、少々残念に思うことが。
皆さん日の出の30分以上前からシャッターチャンスを狙って高級カメラ(+高そうな大口径レンズ)を構えているけれど、朝日が山の稜線から完全に出てしまうと、なぜかそそくさと撤収してしまう人が多い。
でも、ここのスポットの本当の美しさは、日の出から30分以上経過して高度を増した太陽がつくる山々の影が雲海に映えるコントラストにあると思っています。
同じような感覚は夕焼けでもあります。一年のうち数えるほどしかないのですが、今日は夕焼けが綺麗だなと思って観察していて、「もう終わりかな」と思ったその後、暗くなる直前くらいに奇蹟のような茜色の空がほんのわずかな時間だけ見られることがあります。夕景の撮影スポットで他の人が撮影を終えて帰った後、そのような幸運に巡り合えた時は、気長に待っていて本当に良かったと思います。
いつもはどちらかといえば分刻みで動いたり効率やスピードを追い求める傾向が強い僕ですが、写真を撮るときだけは、時計のことを頭から外して心ゆくまで風景を堪能しています。
翌日の日曜日(11/4)は、前日午前0時過ぎに就寝したにもかかわらず4時半に目が覚めてしまいました。もちろん外はまだ真っ暗で街も寝静まったまま。
二度寝すれば眠れないこともなかったと思うのですが、せっかくなのでシャワーを浴びて隣県の佐賀市で開催されている「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」(最終日)に出陣することにしました。
交通手段はJRかクルマなんですが、「競技開始(AM7:00)1時間前には着くから会場駐車場に停められるかな」と思い車で出かけましたが見通しが甘かった。
会場手前3km付近で早くも動かない渋滞に捕まってしまい、車の中一人でやきもき。バルーン(熱気球)の写真は、競技開始直後の一斉離陸の時がベストなので、タイミングを逃すと悔しい。
結局競技会場に着いたのは7:05。バルーンが次々と離陸していく真っ最中でした。何とか間に合ってよかった。
さて、今日(11/10土曜日)は、やはり平日より早い時間帯に目が覚めてしまったので、近郊の紅葉スポットに出かけることにしました。
駐車場は有料(400円)なんですが、早朝だから管理人さんいないよねと思ったらしっかり徴収されました。朝早くからお仕事ご苦労さまです。
今年の紅葉は、例年より早いのか遅いのかよくわからない。家の近所にある神社の、例年境内が黄色に染まるほどの銀杏の木々はまだまだ緑が残っている感じ。
でも、今日行った所は青葉と綺麗な紅葉と、黒くなりかけたピークを過ぎた葉が混在している感じでした。よく来ているらしい人たちの会話でも、「今年は色づきがあまり良くないね」と言っていたので、天候の関係でうまく紅葉できなかったのかもしれません。
それでも一時間ほど周辺を散策しながら写真を撮って、まだ人の少ない朝の清々しい時間を楽しみました。
このように週末3日連続で図らずも「朝活」した僕ですが、巷で言われている「朝活」のメリットに深く納得です。
バルーンフェスタに行った日は、朝の公式競技を堪能してお腹が空いたので会場の露店で腹ごしらえ(肉うどん&たこ焼き)し、復路1時間かけて高速に乗って、ぬかるみの河川敷に停めたので汚れてしまった愛車M4をスタンドで洗車して家に戻ったのがちょうどお昼12時。
これだけ動き回ったのにまだお昼というのはなんだかすごく得した気分になります。
他の2日も同様に、帰宅してもまだ午前9時とかで、家族はまだ出勤前だったりする。早起きできると一日が1.5倍くらいに使える感じがするので、これからも早起きできたときは有効活用しようと思います。
それにしても不思議なのは、平日はアラームをかけておかないと絶対に起きられない自分なのに、休日はなぜこんなに早く目が覚めてしまうんだろう。
カラダの奥底で、大きい声では言えないことを強く思っているんだろうな、と勝手に想像しています。
「仕事行きたくねぇ~!」
・・言ってるし。












