愛車遍歴(その20)・・に至るまでの経緯(5)-完- | M3遣いのブログ

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ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

蜜柑号を気持ちの準備もしっかりとできないまま見送った僕は、心にぽっかりと大きな穴が開いてしまったよう。


普段通勤に使っているわけでもないし、車がないと決定的に困る生活ではない。でも、駐車場に降りてみても、いつもそこにあるべきM3が居なくてスペースが空いていると、この先どうなるのかなという不安とともに寂しさを抑えきれない。(売りに出したのは他でもない僕自身です)


何より戸惑ったのが、週末の過ごし方。


普段の週末は、よほどの雨でも降らない限り朝から洗車に出かけて、ほぼ半日、場合によっては夕方まで洗車場でひたすら車を洗っています。


ところが、洗うべき車がないと、一体どうやって週末を過ごしたらいいのか途方に暮れてしまう。


家族は、毎週ルーティンワークのようにいそいそと洗車に出かける僕を見て、「まるで何かに取り憑かれているよう」だと評していたけど、まさに車のない僕は憑きものがおちたようにボーっとしてしまって、‘腑抜け’のような状態になってしまったのでした。


こんな時こそ、それこそ‘断捨離’(部屋の片付け)に着手して、大きな地震が来ても落下した本で床が埋まって部屋から出られなくなるような危険な状態を改善すればいいのに。


でも、蜜柑号の行く末も気になって、それどころじゃない心境。委託販売の契約期間は最長6月末までの3か月間。


もし、このまま3か月も車のない状態が続いたら・・と思うと恐ろしくて、無理やり思考を中断してしまうのでした。


・・・しかし、その状態は意外なほど早く次の展開へ。


「M3の商談が成立しそうです」とお店から連絡が入ったのは蜜柑号を見送って3週間も経たない4月下旬のことだった。営業さんの「成約100%の実績があります」は、伊達ではなかった。


僕は、「ASK車」の購入を決断しました。僕とその車を繋ぐ「縁」があったのだと信じて。


以上が、今回の買い替えに至る経緯(いきさつ)になります。


今回の買い替えが決まった時、けじめをつけるという意味でこのことをどうしても伝えたい人(たち)がいました。


それは、今までM3の面倒を丁寧に見てくれ、何かと(車以外のことでも)相談に乗ってくれたディーラーの担当さんとサービスをはじめとしたお店の方々。


買い替えに至った経緯と、M3を含めこれまで3台のBMW車でお世話になったお礼を述べ、次もまた縁あってBMW車に乗ることになったことをまずはメールで報告。


すると、担当さんから丁寧な返信をいただきました。以下一部を引用させていただきます。


“短い期間だったかもしれませんが、○○様のようにBMW愛が大きな方は常に次に乗るなら・・・という希望を抱いていらっしゃるので、一期一会の出会いである稀少な中古車と巡り会えれば、今可愛がっているお車も喜んで旅立てるのではないでしょうか。1台を長く愛するも、乗り換えを重ねる車愛も、オーナーさんの車愛には変わらないので良いと思います。”


さらに、今後も可能な範囲で相談に乗っていただけるとのこと。涙が出るほど嬉しかったです。


納車は今週末の予定。どうか晴天に恵まれますように。


BMWに詳しい方であれば、「ASK車」がいったいどの車種なのかもうおわかりではないでしょうか。直6エンジン・左マニュアル・M3より軽い(1,500kgを切ります)・・・


次回は愛車遍歴(その20)本編で。