愛車遍歴(その20)・・に至るまでの経緯(2) | M3遣いのブログ

M3遣いのブログ

ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

M235i(中古)を巡るディーラーとのやり取りで、僕はちょっと落ち込みました。


なぜなら、蜜柑号にはまだ1年ちょっとしか乗っていないのに、購入当時の価格と今回の査定価格の差(値落ち)が百数十万円もあったから。


M3コンペティションの新車価格は1,200万円近く。高額車の値落ちが激しいのは頭では分かっていても、実際に数字として突きつけられると、やはり凹みます。


同年式のM3標準車の市場価格からすれば、決して低すぎる評価とは言えないけれど、M3コンペティション(中古)自体は今も僕が購入した1年前とほぼ変わらない価格で売られている。


やっぱりディーラーだと、記念モデルとしての希少性はほとんど査定に加味されないということをあらためて実感しました。


そんな中で、日課の中古車情報検索で気になったのが、あるBMWの左マニュアル車。


2012年式で、価格は「ASK」と表示されている。


つまり、「価格は当店まで直接お問い合わせください」ということ。躊躇なく問い合わせしました。


電話に出たお店の営業さんは、すぐに販売価格を教えてくれました。でも、値段を聞いてガックリ。


僕がM3を買った時の金額とほぼ同じだったから。例えM3を下取りに出したとしても、百万円をゆうに超える追い銭なんて出せるはずがない。


それはともかく、なぜ僕がそのクルマに興味を持ったのかを電話で説明する。


E92_M3の前にE46_M3に乗っていて左マニュアルの楽しさ、運転のしやすさに感動したこと。コンペティションは確かにめっちゃ速いけれど、車を操る楽しさという点でE92_M3は大きく重く、かつ賢く上品すぎて自分としてはちょっと不満を感じていること、等々。


するとその営業さんは、売りに出している「ASK」の車とM3の違いを実にわかりやすく、ユニークに語ってくれた。


「コンペティションは確かにいいクルマですね。でも、V8と直6なんで、踏んだ時の感覚がぜんぜん違いますねぇ。M3はクォーン(カタカナ)っていう感じですが、○○は、うーん、何というか、くぅーん(ひらがな)という感じですわ。高速で踏みっ放しやったら、最後は排気量の差が出るから最高速ではもちろんM3のほうが速いですけど、スタートダッシュなら車重も軽いしM3よりこっち(ASK車)のほうが速いと思いますよ。」


その個体には、後付けで車高調なども装着されていたので、乗り心地が硬く締め上げられているのでは?と聞いてみると、


「いやむしろ逆ですわ。しっとりというか、路面に吸い付くように走りますねぇ(とっても愛おしそうに)」


少し話をしただけでも、この人もクルマが大好きなんだろうなー、ということが伝わってくる。最近のクルマ屋さんには、こんな人がめっきり少なくなってしまった。


営業さんと電話で話をしているうちにこの左マニュアル車にできれば乗ってみたくなってきたけれど、気になるのはやはりお金のこと。


M3のローンもまだまだ残っているし、高額な追い銭はとても出せないことを説明すると、営業さんから意外な提案が・・・


続きは次回に。