今日は朝から良い天気。
一眼レフと交換レンズをリュックに詰め、近郊で開催される野外イベントに出陣。
臨時駐車場はあるけど、きっと大混雑だから、電車と徒歩で行くと決め、持ち物を準備。
重たいカメラやレンズを優先して、他のものを最小限にしようと、いつも持ち歩くウエストポーチも置いていく。
お財布も今日はお留守番。お昼ご飯用に千円札を一枚だけポケットに入れ、重いリュックを担いで駅へと急ぐ。
イベントは大盛況。人混みが苦手な僕は、若干めまいを感じながら、お目当ての写真を撮るのに専念。お昼ご飯は、露店で売っていた揚げタコ。おいしかった。
それにしても暑い。もう10月に近いから、日陰に入ればさすがに涼しいけれど、しばらく太陽に当たっていると熱中症になりそうなほど。
14時過ぎ、イベントも一段落したのでぼちぼち撤収することに決め、再び電車に乗ってようやく帰宅。
ポケットの歩数計を取り出してみると、すでに15,000歩。今日もよく歩いたなー。
少しは体重落ちたかしら、夕食まであとしばらくあるから、シャワーを浴びてお昼寝でもしようかな。
そんなことを考えながら、自宅マンションの入口までたどり着いた瞬間・・・
「あ、鍵忘れた。」
朝、少しでも荷物を減らそうと部屋に置いてきたウエストポーチの中に家の鍵は入ったまま。もちろん、車のキーも。
疲れてようやく帰ってきたのに、絶望的な気分。
家に入る方法は、家族が働いている職場まで行って鍵を借りてくるしかない。歩いて往復1時間ナリ。財布も持ってきていないから、タクシーにも乗れない。
真夏のような陽射しの中重い足取りでようやく辿り着き、事情を話して鍵を受け取って再び自宅へと戻る。
帰る道すがら、頭の中に浮かんできた曲がありました。
高橋優の『明日はきっといい日になる』
♪明日はきっといい日になる いい日になる いい日になるでしょう♪
鍵を忘れたのは痛かったけど、忘れたのは僕だし、忘れたことを今さら嘆いても仕方ない。
いっぱい歩いたけど、さらに1時間も余分に歩いて、カロリーも消費したからきっと体重も減っているはず。
今日はツイてなかったけど、きっと明日はいい日になるよね。
♪まぁいっかと割り切れなければ とっておきの笑い話にしよう
君が笑えばいい日になる いい日になる いい日になるでしょう♪
どうぞ思いっきり笑ってやってください。
今日は十五夜、中秋の名月だそうな。満月は明日のはずだけど、細かいことは気にしないで、澄み渡る秋の空に昇りはじめた月を眺めて、来し方行く末に思いを馳せる。
マンションの通路側からは昇りはじめた望月。
ベランダ側からは、トワイライトと形容したくなるような綺麗な空のグラデーション。
今日もいい日に、できました。

