わが相棒M3に、ヘッドエンブレムをつけてみました。
グリルに燦然と輝くM3のロゴ。2世代前の、初代E30_M3には付いていたけど、その後のE36、E46、E92と、なぜかエンブレムは付けられず。とても残念に思っていたら、最新のF80系M3&M4で復活!
となれば、わが愛車E46_M3にも、F80用のM3エンブレムが取り付けられないものか、と思った次第。さっそく、ディーラーに行って、パーツ担当さんに相談してみる。
しかし、担当さんのお返事はつれなかった。「ムリでしょうね。そもそも、グリルの形状も、フィンの間隔も違いますから。」とにべもない。だめもとで、調べるだけでもしてくれたら、と思ったけど、そんな雰囲気ではなかったので早々に退散。
というわけで、オークションで検索すると、社外品で型式ごとにちゃんと用意されていることが判明。さっそく取り寄せてみる。
純正でないことは承知の上で、取り付けた時にずれないよう、シリコンゴムの裏地を張ったり、ボルトやナットのピカピカが目立たないようブラックアウトに塗装したり。
苦労して、取り付けてみた。自分としては、結構いい感じ。最新のM3&M4と比べると、ひと回り大きいけど、まあ、社外品だから仕方ない。
ひとつおかしかったこと。ヤフオクで購入して、宅配便で商品が送られてきたのだけれど、品名の欄に、「BMWシドニーグリル用エンブレム」って。シドニーじゃなくて、「キドニー」なんだけど。
「キドニー」って、聞き慣れないけど、「腎臓」のこと。BMW伝統のグリルは80年以上、そのデザインを頑なに守り続けている。某トヨタの高級ブランドみたいに、アイデンティティを確立できずに顧客の受けばかりを気にしてあっちこっちデザインが迷走したりしない。
どんだけ頑固なの?という一例に、以前BMWが供給していたF1マシンにも、よく見ると紛れもない「キドニーグリル」が。そこにグリルがある必然性はどう見ても感じられなかったけど、「これがなければBMWではない」っていう、それこそメーカーの矜持が強く感じられる。
センターから左右対称に分かれたグリル形状が、人体の一対の腎臓に似ているから付けられた「キドニーグリル」。でも、シドニーはないよね。オーストラリアのメーカーじゃあるまいし。
自分では結構気に入っているこのアクセントだけど、思いのほか女性陣には人気がない。ある人曰く、「鼻ピアスみたい」って。んー、言われてみればその通りなんだけど。
でも、自己満足で十分です。これで、前からも後ろからも、ついでに横から(フロントフェンダーのダクト)も、M3ってわかるようになったモン。(なんでくまモンやねん!)