わたしの起業ストーリー① 「仕事に満足していても満たされない謎の感覚に気づく」 | 【愛媛・松山】丁寧に、楽しく、好きなものと暮らす

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『アート・香り・ファッション』など、好きなものと、丁寧に楽しく暮らすために、「わたし」が心地よくいられる、小さな選択と工夫を日々の中に集めています。
暮らしの中に、自分の感覚を取り戻すようなそんな時間を一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。

先日、プロフィールインタビューを受けてから改めて自分の体験を記事として書いてみようと思いました。

 

 

結婚に関してもこちらで掲載しています。

いや~自分で言うのもなんですが、かなり面白い記事ですデレデレ

恋することや結婚活動に臆病になっている人にはぜひ読んでいただきたいです。

 

 

 

起業の話もわたしの人生を大きく変えたことなのでこちらもシリーズとして掲載して行きます。

 

 

 

1話:仕事に満足していても満たされない謎の感覚に気づく

 

 

 

26歳で同じ会社に再就職し、42歳で再び会社を退職。

その翌年2018年43歳の時に起業しました。

わたしは一度辞めた会社に再就職した組だったのですが、長年収入が安定せず、やっと正社員になり収入が安定した時には「今度こそ絶対に辞めない」と心に決めていたのにも関わらず、退職という道を選びました。

 

 

再就職するくらい会社が好きだったし、仕事も好きでした。

それなのに辞めたい時が来るなんて思ってもみませんでした。

 

「どうして起業しようと思ったの?」

 

先日のインタビューでも聞かれたことです。

起業した当初はよくこの質問をされていました。

その時は「自分ができることで女性活躍を推進したい」と答えていましたが、本当の本音は、

 

「わたしとして生きて行きたかったから」

 

なのだと今では思います。

 

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再就職したころ、前の結婚で自分の居場所がなくなり、自分が必要とされていないことにすごくショックを受けていました。

なので自分が誰かに必要とされているということがすごく自分の励みになっていたんですよね。

誰かに必要とされる場所ができたこと、そこで働けることの喜びを感じていました。

元々、人間関係も職場の雰囲気もすごくよい会社だったのでそれも救いでした。

 

 

職場も好きだし人間関係もいい。

仕事としてもとてもやりがいがある職場。

 

 

とにかく仕事が好きで楽しくて全然苦じゃありませんでした。

そうやって頑張っていると少しずつ待遇も良くなってきたんですよね。

 

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職場では、医療機器や食品機器を作る製造部門で受発注をやっていました。

他部門との交渉や調整、納期や原価管理、工数管理など、苦手なこともたくさんありましたが、出来ることが増え、仕事での充実感がすごくありました。


30代も終わりに近づいたころ、わたしは係長という役職をいただいた頃で、役職が上がると同時に仕事の幅も責任も立ち位置も変わって行ってたころでした。


会社としても女性活躍推進として女性の働き方について、いろんなことが変わって行き始めた頃ですね。

40歳になったころには現場用のヘルメットをかぶって製造現場に見学に行ったりと、受け身ではなくどんどん知識を吸収し、提案して行くような役割を求められるようにもなっていました。

会社としては当然のことなので、それを理解していたし、それに応えたいと思って頑張っていました。

 

 

でも頑張れば頑張るほど、本当の自分がなくなってしまうようなよく分からない不安もありました。

「自分でありながらどこか無理をしてる自分がいる。」

そんなことが多くなっていってました。

 

 

これを無かったことにするかのように今までのわたしがつぶやき始めます。

 

 

「でも、せっかくここまで頑張って来たし。」

「でも、せっかく今までわたしのことを考えて手を尽くしてくれた人たちに申し訳ないし。」

「でも、わたしが居なくなったら部下に負担がかかってしまうし。」

「でも、一度ならず二度も自分の都合で辞めるなんて申し訳ないし。」

 

 

と。

 

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(自分の本音はどこにあるの?)

 

 

 

充実までの時間が長ければ長いほど、費やした労力が多ければ多いほど、そこにしがみついてしまう。

この心の声はきっと建前でしかない。

本当は、今まで頑張ってきて自分の努力を、積み上げた実績を自分が自分で手放すことが怖いだけなんだと気づきました。

 

 

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(自分の進む道は自分にしか決められない。)

 

 

 

こんなことに気づきながらも、仕事以外に何か楽しみを見つけられたらと悶々としていました。

 

 

そんな頃に行った会社の外部講習会でほんわりと何かを掴みかけました。

会社の中で受ける刺激とは何か違った刺激を受けたのでした。

 

このほんわりとした何かに今後わたしの人生が大きく変わるきっかけがあったとは、この頃のわたしは思ってもみませんでした。

 

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・・・つづく

 

 

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