京都の老舗うちわ屋小丸屋住井さんで開催された「うちわとインクアートのコラボレーション企画展」に行って来ました。
あれやこれやと悩みながら思考錯誤の上で、
自分が思う世界観をバーンと表現したい。
それでもって、和紙という日本的な部分と描いてみて分かったうちわの特性(骨組み)を活かした表現がしたい。
そして何よりもインクアートらしい色のにじみや広がりを美しく表現したい。
そんなことを思いながら表現したのがこの「情熱」「希望」「復活」という3つの作品でした。
この時のわたしのできる表現をうちわという土台にぶつけた作品です。
「ぶつけた」って表現が一番しっくりくるくらい、自分でも力強い作品ができたなという感覚でした。
そして、いよいよ京都での企画展当日の9月23日に会場へ足を運んで参りました。
入った瞬間ディスプレイが「縦」なのにちょっとした感動を覚えながらまずは会場をぐるっと一周回りました。
わたしの作品発見しましたよ~
「わあ、あった」ってのが最初の感想です。
作品展でたくさんの人の作品の中で自分の作品を見た時に久しぶりに会ってちょっと恥ずかしいような、でも嬉しいような不思議な感覚があります。

会場には22名のアーティストさんが描いた作品があり、どれもこれも美しく圧倒される作品ばかりでした。
当日会場に行く楽しみの一つに「他のアーティストさんの作品を見られる」ってこともあって、
一つ一つゆっくりじっくり見られることがとっても嬉しかったです。
「うちわ」という同じ素材にアルコールインクアーティストが描くということで、「一体どんな作品展になるのだろう?」と思っていましたが、同じような作品が一つもなく「こんなにも表現って自由だし無限にあるんだ」ということに感動してしまいました。
そして、会場でもあり、うちわを作ってくださっている小丸屋住井さんがとにかく素敵だったんです。
場所は京都駅からバスで50分弱、平安神宮の近くにありました。
この近くの道、神宮道って言うんですね。
京都はどこもかもがパワースポットな感じですよね。
喜ぶツボをいつも押されてる気がします。
お店の入口には狛犬さんがいましたよ。
これにもまたテンション上がるというね。
店内1階にはいろんなうちわが展示されていて一つ一つが繊細で美しい技術をもって丁寧に作られているのが伝わってきます。
作品展の会場はお店の2階。
階段横の和紙でできた壁がとってもキレイだったので見惚れながら上がりました。
そして会場で初めてお会いした今回の主催者のお一人chieさん。
そして今回の主催者のもう一人、有美さん。(真ん中)
今回の作品展への出展のきっかけは、有美さんがInstagramで見ていてくれていて作品展にお声かけくださいました。
有美さんの作品をわたしもずっと見て大好きだったので今回のお声かけがとっても嬉しかったです。
今回の作品展では初めての素材であるうちわにインクアートをするという新しい挑戦もあったし、京都にも行きました。
SNSで繋がっていたアーティストさんにも初めて会えたし、約束をして一緒に過ごすことができた人もいました。
インクアートを通して新しいことがどんどんできています。
自分が突き動かされる何かに出会えたら、いつの間にか勝手に作ってしまっている自分の枠も超えることができるんですね。
今回約束して一緒に過ごしたお二人についてはまた別記事でじっくり書きたいと思います♡(一記事では語りきれない・・)


【プロフィール】
萩森美菜 アートと異素材を組み合わせて光を紡ぐアルコールインクアートアーティスト
2020年よりアルコールインクアートを描き始める。
アパレル生地、御朱印などのデザインを手がけながら作品展や企画展などに出展を行う。
2022年10月には初の作品展「いま、ここに、ある」を愛媛、神戸、小田原にて開催。
2022年11月高松、2023年2月東京上野の森美術館へ出展。
2023年11月には海外へと渡り、フィレンツェ展へ出展を控えている。
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