【備忘録】46歳で踏み切ったインプラント治療のあれこれ。 | 【愛媛・松山】丁寧に、楽しく、好きなものと暮らす

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『アート・香り・ファッション』など、好きなものと、丁寧に楽しく暮らすために、「わたし」が心地よくいられる、小さな選択と工夫を日々の中に集めています。
暮らしの中に、自分の感覚を取り戻すようなそんな時間を一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。

11ヶ月にわたり治療をすすめてきたインプラント治療がやっと終わりました♪

治療期間が割と長かったのは年のせいもあるようです。

もし迷われている方がいるなら、何かの参考になるかもしれないので記録として残します。

 

 

 

 きっかけ

 

ある日突然、歯の揺らぎが気になり歯医者さんへ行きました。

子供の頃、乳歯が抜けた時のように舌で歯を触ったらゆらゆらと揺れていたんです。

これはおかしいと思ったのがきっかけでした。

 

 

 

 インプラントかブリッジか?

 

歯医者さんで見てもらうと「歯茎の中で歯が折れそうになっている(いわゆる歯周病)ので、いつ折れるかは分からないけど、このままにして折れるのを待つよりは、抜歯して次の治療をおすすめします」とアドバイスをもらったのでその日はひとまずそのまま帰りました。

 

治療としておすすめされたのは、インプラントかブリッジでした。

歯医者さんからは保険適用も可能なブリッジをおすすめされましたが、家族と相談してインプラントをすることに決めました。

 

この時点で歯医者さんからはブリッジならそんなに急いで抜歯する必要はないけど、インプラントなら抜歯はできるだけ早い方がいいとのことでした。

歯周病の歯をそのまま置いておくと骨がなくなってしまうので良くないとの判断のようでした。

 

 

 

 インプラントとブリッジの主な違いって?

 

気になることは歯医者さんに聞くとしっかり説明してくれるので、かかりつけの歯医者さんに相談されるのが一番いいと思いますが、気になることはこちらの6点だと思います。

 

 

1.施術方法の違い

 

インプラントは、抜歯した後に人工歯根を顎の骨に埋め込みそれを土台にして義歯を装着するため対象歯の1本で済む。

ブリッジは、抜歯した歯の両サイドに橋のようにかける。両サイドの歯を使って歯を被せるため、両サイドの歯を半分削ることになる。抜歯した歯のほかにその両脇の歯を2本削ることになる。

 

※ブリッジと部分入れ歯も異なる。部分入れ歯は取り外しができるがブリッジは固定したままなので取り外しできない。

 

 

2.見た目の違い

 

どちらも保険対象外となるが「セラミック」を選べば見た目は天然の歯と大差ない。

ブリッジは保険診療の金属製・プラスチック製の人工歯が選べるが経年劣化で変色する可能性もある。

 

 

 

3.噛む力の違い


噛む力は、インプラントは自分の歯で噛む力とほぼ変わりなく違和感もないとのこと。

ブリッジは、噛む力は自分の歯と比べると6割程度となる。

その上、抜歯した歯の両脇の歯の噛む力も必要となるため、両脇の歯の状態も大切になる。

 

噛み心地はインプラント、ブリッジ共に自分の歯と同じように感じられる。

 

 

4.耐久性の違い

 

インプラントは、定期メンテナンスと歯周病予防で10~30年以上の耐久性がある。
ブリッジは、7〜8年くらいの耐久性。7〜8年ごとに作り変える必要がある。また両脇の歯の状態管理も必要となる。

支える歯として使えなくなったら処置を施す必要がある。

 

 

5.費用の違い


インプラントは、保険適用外の自由診療となるため、1本30〜50万円。

ブリッジは、保険適用内であれば1万円ほど。人口歯の種類をセラミックにした場合自費となるため1本10万円~となる。

※わたしの場合は前から4番目の歯が対象だったため、セラミックで17万円~とご提案されました。

 

 

6.期間の違い

 

 

インプラントは4~8ヶ月と紹介されている記事などもありますが個人差があるようです。

また上の歯か下の歯かによっても定着期間が異なるようです。

 

ブリッジは2週間ほどで装着できるようでした。

 

 

わたしの場合は抜歯~インプラント施術完了まで11か月でした。

 

2022年8月末 抜歯・レントゲンでインプラントができるか確認

2022年9月~2023年3月まで インプラント可能・歯茎の状態を復活させる期間

2023年3月11日 インプラントの根の部分を埋め込む手術 ※ここで半分の金額を支払い

2023年3月12日~7月 埋め込んだ器具と骨の結合を待つ期間。

2023年7月14日 定着した根の部分に人工歯を付ける手術 ※ここで残りの金額を支払い

 

※抜歯から人工歯装着までは仮歯がありました。

この仮歯がかなりストレスだったので人工歯が付いた時の解放感が半端なかったです。

 

 

 結果として・・・

 

治療方法としてインプラントを選びましたが、長い目で見て、今の段階ではインプラントにして良かったと思っています。

最初は怖さが勝っていましたが、やってみると抜歯とほとんど変わりない治療でした。

周りにいる人がインプラントは痛い、怖いと言っていたのですが、そんな情報に惑わされなくても大丈夫でした。(笑)

 

 

上記に書いた通り、インプラントは費用だけでは決めきれない部分がありました。

わたしの場合は、前から4番目の歯が対象だったこともあり、人から見える場所だったので見た目的な要素も大切でした。

ブリッジにしたら健康な歯も半分削らないといけないのでそれも嫌でした。

 

 

費用は32万ほどかかりました。

これでも骨の状態も良かったので追加のソケットなどがいらず8万円ほどカットできました。

カードなども一切使えず、現金支払いになるので大きな負担ではありましたが健康には変えられないものでした。

 

※費用については病院によって多少の違いはあると思いますが、自分自身が信頼できる歯医者さんでやってもらうことが一番良いのではないかと思います。

 

 

 感謝の気持ち

 

自分にとってドキドキする決断をする時に、旦那さんが一緒になって考えてくれたことがすごく励みになりました。

なんなら、わたしよりも詳しくいろいろなことを調べて、「インプラントの方がいいんじゃない」ってすすめてくれたのが旦那さんでした。

わたしは費用のことや期間のことも気にしてブリッジを選ぼうとしていました。

でも健康な歯を削ることにどうしても踏み切れない時に、「長い目で見てインプラント」ってすすめてくれたのが旦那さんでした。

その上「インプラントって怖そうだけど大丈夫か?」と心配もしてくれてて、「どっちなんだい」って思ったりもしましたけど、

快く後押ししてくれた旦那さんに感謝しています。

 

そしてただの偶然かもしれないけど、2回の手術日がお空組のパグちゃん文太と宙の誕生日でした。

 

 

 

 

「守られているから大丈夫。きっと全部うまく行く」って思えたのも心の支えになりました。

 

 

 

11ヶ月に渡る仮歯生活も幕を閉じ、インプラント生活が始まりました。

装着後の痛みと違和感が少しありましたが、装着して一週間たった今は元の歯と同じような感覚で食事も楽しめています。

46歳で踏み切ったインプラント治療でしたが、年齢のせいで遅いかもと心配された歯茎や骨の復活もなんとか無事に進んでくれて人間の復活力に感動しました。

 

これから長い目でインプラントと付き合っていきます。

迷っている方は年齢や歯の場所なども検討した上で、かかりつけの歯医者さんと相談しながら治療の選択をしてみてください。

 

 

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