「シヴィル・ウォー」という映画が、日本で10月に公開だそうですが、アメリカでは既に公開されたみたいです。町山智浩さんがラジオ番組で解説をしていました。
分断が進んでいると言われているアメリカ合州国で、内戦が起きたらどうなる、ということが、映画のアイデアなんだと思いますが、なぜ内戦が起きているのかという掘り下げはあまりないみたいです。
制作会社はホラー映画ばかり作っている会社らしくて、ホラーのノウハウを戦争映画に応用していると、町山さんが言っていたので、制作者はホラー映画が作りたかったのかもしれません。
内容としては、誰が敵で誰が味方なのかわからないし、銃を持っている人があちこちにいて、誰が撃ってくるかわからない恐怖が描かれているみたいです。
機嫌を損ねると突然撃たれることもありえるので、政治的な話題は、今以上に話せない状況です。
町山さんは、リベラルな考えの持ち主ですが、トランプさんの集会を取材することもあり、そこでは服装にも話す内容にも気を付けているみたいです。
そんなふうに今でも取材で、自分の考えと違う人たちの中に入って行く時には緊張するのに、内戦となると、本当に気を付けないと、誰が撃ってくるかわからないということで、恐怖を感じる状況設定となっていたようです。
トランプ支持者は、銃をぶら下げてうろうろしているらしいですし、集会の会場の中には銃は持ち込めないみたいですが、会場の外では銃を持って歩いていても別に咎められないそうです。
ホラー映画なので、お互い譲り合おう、分かり合おうみたいなメッセージはなくて、きっとただひたすら怖い内容になっているのだろうと思います。